2009年11月26日木曜日

NPPVマスク改善への可能性

今日は医療ネタです。

私が携わっている非侵襲的換気療法 NPPVでは
マスクフィッティングが成否を決めると言っても
過言ではありません。

そんなマスクですが、有名各社が多くの製品を揃えて
います。しかし、NPPV本体の高機能化が進む中で納得の
いくマスクがありません。各社のマスクは一長一短です。

少しでも次期マスク製造に参考になればと思い、
「ここは改善の余地あり!!」と思った箇所は
各メーカ担当者へ報告を上げてきました。

それでもグローバルで製品を作成している大手企業から
すれば簡単には変更ができないのも事実です。

そんなかな先日 某マスクの国内代理店をされている
営業の方と直接お会いする機会がありました。
これはチャンス!!と思い、思い切って現行のマスクに
対しての不満な箇所を話させて頂きました。

沢山ありまして・・・(^^; 全ての内容を記載するわけにも
いかないのですが・・・

その中で、今後改善される可能性が出てきたものに関して
記載します。
・ヘッドギア(バンド)の長さを短く
 どのメーカのマスクも標準で入ってくるヘッドギアの長さが
 全体に長い気がします。
 欧米人向けだからでしょうか。
 マスクを開封した後にラージサイズへ変更すれば良いのでしょうが。

 そんなヘッドギアに関して、標準のベルトが短くなる可能性を 
 提示頂きました。

・ヘッドギアのカラー化
 以前 当ブログでも記載しましたが、マスクフィッティングをする
 際にヘッドギアに数字や色が入っていると左右均等に
 ベルト固定することができるのですが・・・
 
 これも可能性が出てきました。



とりあえず2つまで。

将来的な展望として、小児向けマスクの製造を依頼しました。
これは、NPPVが拡大していく中で避けては通れない課題だと
考えています。
成人用マスクのように大量消費される部類ではないのは
事実であり、メーカからすると製造コストが高くなってしまうことは
間違いありません。そう小児向けマスクは、そう沢山流通する
ことが無いからです。
ただ、小児領域でのマスクが品薄なのは事実です。
今後の展開に期待しています。


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