2009年11月18日水曜日

インフルエンザ予防接種~現場の混乱は続く~

ニュースや新聞では毎日インフルエンザ関連の出来事が
放送・記載されています。

厚生労働省の舵取りも大変ですが、末端医療機関も大変です。

当院も新型インフルエンザ予防接種の為に、最優先とされている
基礎疾患を持つ患者さんの予約を受けました。
また、妊婦さんで産婦人科で接種できず、当院へ定期通院している
場合には接種対象となりました。

そんな予約を取ったまではいいのですが。
予約を取った上で、所属医師会へ必要人数を申請し、
卸し会社より納品されるシステムです。
実際に納品されたワクチン本数と予約数には乖離があります。
約2倍ほど・・・Orz
予約本数分来ないことは想定していましたが。

結局 基礎疾患を有する最優先の中から、さらに絞込みを
する必要が生じました。
この「絞込み」は医師しかできない作業です。


事務スタッフはインフルエンザの問い合わせ対応に追われ、
ワクチンが無いことに対して電話口で叱責を受けているようです。
私も電話対応した際に言われました。

大人の対応をしていますが・・・
でも、、、よく考えて下さい。従来型インフルエンザの数が
少なくなることも、新型インフルエンザの予防接種優先順位も
全て新聞やニュースで言われていることなのです。
それを自分は初めて聞いたとか、毎年受けているからと
言われても医療機関はどうしようも無いのです。

無いワクチンは打てません!!

当院へ入ってきた新型インフルエンザワクチンは10mlバイアルが
混じっています。
このバイアルは開封後24時間で廃棄です。
予約をされた方は、予約を取れなかった方がいる事を忘れずに、
指定日時に医療機関へ行って下さいね。

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