2009年11月21日土曜日

特発性肺線維症

今日はちょっと医療の話です。

呼吸療法に携わっていると時折耳にするのが、IPFです。
��PF:特発性肺線維症(とくはつせいはいせんいしょう)
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
略してIPF。そのまま「アイ ピー エフ」と言われています。

なんで急にIPFの話を記載したかと言いますと、
先日某医薬品メーカーさんよりランチョンセミナーで薬の説明を受けました。
その薬が効くのがIPFなんです。

興味のある方は是非 
特発性肺線維症
http://www.shionogi.co.jp/IPF/

��某メーカーさんなんて書いておきながらHPを記載すると
  直ぐに分かってしまいますね。

��*
特発性肺線維症は、「特発性間質性肺炎(とくはつせいかんしつせいはいえん)」の
一種で、国の難病(特定疾患)に指定されています。


今回ご紹介頂いた薬は、日本が初承認とのことなので、
今後海外での臨床試験が終了し将来的には適応範囲の検討が
ささればと思っています。
ただし、、、現在の所 薬価(薬の値段)が高額なことから、
色々な意味で助成が必要と考えられます。


��余 談~
医療業界は「特発性」という表現を使用します。
学生の頃に初めて聞いた時には違和感があったものです。
「特発性」とは原因不明のという意味です。

3 件のコメント:

  1. 肺関連は「とくはつせい」と読み、感覚器や皮膚関連では「とっぱつせい」(突発性難聴、突発性皮膚炎)と読むのが学生の時にとても不思議で理解できませんでした。なぜなのでしょうね? 
    どうでも良いコメントでした(笑)

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  2. あ! 書いていて学生の頃からの疑問が自己解決しました!
    特発=原因不明
    突発=急に
    の違いだったのか・・・。
    学生の頃に何でこんな事に気付かなかったんだろう。

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  3. ��きっちさん
    私自身も学生の頃は「とくはつせい」
    「とっぱつせい」の意味そのものが
    理解できませんでした。
    臨床に出てから高気圧酸素療法で
    突発性難聴の治療症例に合い、
    人工呼吸領域でIPFに合うことで
    「言葉」と「病態」が一致しました。
    おそらく今の医療系学生さんの中にも
    意味がごっちゃごちゃになっている方が
    いるはずです!!

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