2014年8月14日木曜日

在宅酸素療法の注意点 その4「機種の選択」

医療ネタです。

酸素が濃くなる理由は、その3で書きました。今度は、機種の選択です。
患者さんからすると、医師から「自宅で酸素を吸いましょう」と言われて、自宅に業者から電話連絡があり「○日の△時にお伺いします」。週末でもないかぎり、酸素濃縮器は即日設置されることが多いはずです。患者さんからすると、機種の選択、業者さんの選択は難しい。


機種の選択は大きく2つ。
・酸素濃縮器
・液体酸素

○酸素濃縮器
その名の通り、空気中の酸素を濃縮してくれる。選択肢は最大流量で選ぶことが多く、選択肢は2L・3L・5L・7Lとなっている。

電気があれば、連続使用できる。電気が無ければ、使用できない(^^; 最近内部バッテリーを搭載した酸素濃縮器が出てきました。ただし、バッテリー駆動できる時間は限られていることから、注意が必要です。


○液体酸素
電気が無くても使用可能!! 東日本大震災後からにわかに注目を浴びている。(私はそう思っている) 低流量であれば、10~14日に1度の親機の交換で、すみます。
この「親機」が大きくて重い・・・。2階以上に設置するには、エレベーターが無いと無理です。そして、「親機」から「子機」へ液体酸素を移し替えるのが、少々大変。高齢者が取り扱うには、ちょっと難しいのが液体酸素です。


医師は、患者さんに在宅酸素療法を説明する中で、どのような機種が適切かを考えて、指示を出しています。

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