2013年7月5日金曜日

酸素療法のインターフェイス「OxyMask」に興味あり

医療ネタです。

ブログを始めたきっかけは日記代わりと短時間で文章を書くトレーニング目的でした。そんなブログ記事が何かしらのお役に立つのはちょっと嬉しいもです。それと同時にSNSの限界もあります。

酸素療法の投与方法は大きく分けて3つ。
・低流量(在宅医療可能)
・高流量(在宅医療ではほぼ不可能)
 沢山の酸素を必要とすることから、在宅では「ほぼ不可能」
 ウルトラCな技として、液体酸素「ヘリオス」を利用すると、できなくはない・・・。しかし、酸素業者さ んが真っ青になる・・・。
・リザーバーシステム(在宅でも可能だか、知らない人も多い)

 先日のブログで「簡易酸素マスクは酸素流量5L/分以上流してね」 は酸素療法ガイドラインでは低流量の投与方法に入ります。

在宅医療に限らず、低流量で酸素療法をしている場合。さらにそれが、長期間となると問題が発生します。それは、加湿の問題と皮膚トラブルです。

・加湿
ガイドラインでは鼻カニュラでは3L/分までは加湿は不要となっています。経験上、部屋の湿度を上げることで問題はないのですが、無理にガイドラインを守る必要もなく、鼻が乾く場合には加湿があったほうが良いと思います。
で、以前は酸素療法で使用する精製水を医療保険で出すことができたのですが、今は医療保険で精製水を出すことができません。これは地域格差があるかもしれません。

・皮膚トラブル
特に鼻カニュラの場合は同じ場所にカニュラが触れることが皮膚トラブルを起こす可能性があります。医療機関で皮膚トラブルが発生すると、簡易酸素マスクへ変更されることがあるのですが、ここで昨日書いた酸素流量が課題となります。


最近新しいインターフェイスが使えるようになりました。
コヴィディエンの「OxyMask」シリーズです。
http://www.covidien.co.jp/product_service/catalog/respiratory/8_OxyMask/book351/index.html#page=3
あっ 私はコヴィディエンの回し者ではありません(^^;

これなら低流量からも使用可能です。ポイントはディフェーザーらしいです。興味のある方は是非、カタログをご参照ください。
従来の簡易酸素マスクではできなかったストローで水分摂取も可能です。

まだ当院でも使っていません。
が、私のところにペンギン君のサンプルも来ています(^^;

2 件のコメント:

  1. この記事が出て、すぐコメントしたつもりだったのですが、移動中に急いで投稿したので、消えちゃったのかも。

    昨日、酸素会社さんから「ペンギンちゃん」サンプルでもらいました。
    実は、学校のお友達が、鼻血がすごくて鼻カニューラ使えなくて、このペンギンちゃんにたどり着いて使用してました。


    で、「可愛いな」って思ってたのですが、この記事見て、すぐに酸素会社さんに聞いてみました。


    うちの娘には、酸素流量を多めにしないとSPO2が下がりがちみたいで、「今は鼻カニューラでいい」って結果になりましたが、こんな子ども用(デザイン)の酸素グッズが増えてくれたら、嬉しいなって思ってます。

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  2. >たまねぎちゃん(母)さん
    コメントありがとうございます。
    投稿が完了していなかったのかも・・・しれません。

    >こんな子ども用(デザイン)の酸素グッズが
    >増えてくれたら、嬉しいなって思ってます。
    私もそう思っています。
    どうしても、製品の大きさは「大」「中」「小」になっていることが多く、子供用の概念が欠けていると思うのです。
    医療製品でありながら、見た目がかわいく、子供にやさしい製品が求められていると思います。

    新しい製品がでましたら、当ブログでも紹介いたします。

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