2013年4月16日火曜日

薬剤師さんの在宅医療進出について

医療ネタをもう1つ。

いつも読んでいるm3.comのニュースの中で、気になる記事がありました。「薬剤師の在宅医療進出は依然手探り状態」とのこと。

一部を抜粋させて頂くと
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訪問薬剤管理指導の1カ月の平均数は約20件。薬局・薬剤師の在宅医療への進出が指摘されて久しいなか、このほど日本薬剤師会(日薬)および日本保険薬局協会(NPhA)が実施した会員アンケート結果から、このような傾向が示された。また勤務している薬剤師の人数に関してもNPhA調査で平均3人となっており、少人数の薬局でも訪問薬剤を実施していることが明らかになっている。その一方で同調査では24年調剤報酬改定で設定されたサポート薬局制度や無菌調剤室の共同利用などがほとんど活用されていない現状も示され、薬局間の横断的な協力体制構築に向けては、まだまだハードルが低くないことも垣間見える。(薬局新聞  4月10日(水) 配信)
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当院の訪問診療をしている患者さんで「訪問薬剤管理指導」をお願いしている患者さんは数名です。それは、家族が訪問を希望されなかったり、薬局側の人員不足により「訪問」できない場合もあります。

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両団体の調査では、そもそも訪問薬剤管理指導に対して「実施不可能」と回答した薬局の理由もまとめられている。NPhA調査では「医師等との連携ができる環境が整ってない」が最も多く、日薬調査では「訪問の指示があれば状況に応じて応需可能」が多い傾向が出ており、ともに医師とのコミュニケーションが在宅医療へのハードルになっていることが垣間見えている。
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なるほど、、、確かにハードルが高い印象はあります。
当院では訪問薬剤管理指導を算定するケースでは、薬剤師さんにもサイボウズLiveに参加頂いています。このクラウドシステムの最大のメリットは「連携環境の構築」。
過去の例では、薬剤師さんが自宅で吸入指導や内服薬の管理状況の確認をして、報告頂いたこともあります。現在連携しているケースでは、栄養剤のエレンタールを溶くための「シェイカー」を提案頂きました。そんな「シェイカー」があることなんて知らなかったし・・・。

今後も調剤薬局の薬剤師さんとは積極的に連携を取りたいと思います。


2 件のコメント:

  1. indiy です。薬剤師さんまで巻き込んで、ガンガン攻めていると思いますよ!。発声できた患者さんはどんなに喜んだことでしょう。私も嬉しいです。これからも患者さんのために、挑戦していってください。それから、まだ若いのだから、なるべく認定資格は取得しておいてください。すごく忙しそうなので大変かもしれませんが、きっと役に立つときが来ると思います。

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  2. >indiyさん
    ありがとうございます。
    今回 発声できた患者さんが涙目で喜んでくれたことが、こちらのモチベーションUpに繋がっています。
    「認定資格」についてですが、呼吸ケア指導士は申し込むつもりです。色々考えました。この呼吸ケア指導士については、後日ブログに記載します。

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