2013年4月25日木曜日

病院内でのスピーチカニューレ導入の壁

医療ネタです。

在宅医療では「行き当たりばったり。当たって砕けろが」が日常茶飯事になっています(笑)
でも、そんな行き当たりバッタリでは困ることもあります。

スピーチカニューレの導入は、石橋を叩いて慎重を期しての導入が望ましいのです。特に今回は人工呼吸器と併用が可能な新しいカニューレ、Blomスピーチカニューレを使用予定です。人工呼吸器使用しながら声が出ることが、どれだけ患者さんのQOLを向上できるか想像するだけで嬉しくなります。その一方で、思ったように発声できない、もしくは全く使用できないという可能性も考えおく必要があります。

今回のスピーチカニューレを入院中に導入すべく、あれこれ根回しをしたのですが、無理そうです。急性病院では、普段取り扱わない医療材料を取り寄せるところから始まります。これが既に「壁」です。

本当は入院中に色々試したい。でも、退院を優先させるならば、色々やっている時間が無い。結局退院してから当院で導入することになりそうです。

そういえば、排痰補助装置もそうだ・・・。院内で導入できれば、どれだけ安心して導入できるか。。。

と、文句を言っても始まらない。
現在 人工呼吸器使用中の患者さんでBlomスピーチカニューレが使用できる可能性がある人が数人いらっしゃいます。自己負担でスピーチパーツを購入して頂く必要もあるのですが、承諾を頂いたので話を進めたいと思います。

Blomスピーチカニューレに関しては、5月中旬以降に続報を報告できると思います。

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