2006年7月15日土曜日

コピーは我々に直せるか?


うちの奥さんが職場で「コピー機を見てください」と言われたらしい。
��臨床工学技士なら一度は言われたことがあるはず・・・)

そんな話をしていたら、ちょっと昔のことを思い出した。

ちょっと昔のお話。
 
 PHSが鳴った。病棟からだ。「すいません。MEさんってコピー機なおせます?」
 (「MEさん」 臨床工学技士 メディカルエンジニアを略して院内では「エムイーさん」と
  呼ばれることがある。)

 「できれば~ 事務サイドで~」 
 「それが、事務で分からなくて・・・」
 「それじゃ~ とりあえず 行きますよ」

 昔の恩師に「臨床工学技士は院内の何でも屋であるべきだ」と言われて
 鍛えてもらったこともあり、臨床業務に差し支えない程度で何でも屋さんは
 やっています。

 
 コピー機のトラブル対処をしたことのある技士さんは、以下 ご自身の経験と合わせて
 ご覧下さい。
 もし、読者が コピー機関連の職種に就かれている人ならば、
 「あぁ~ 素人さんが~ ダメだよ~。壊しちゃうから」と思ってください。

 このコピー機かぁ~ なんだ まだ新しいじゃん。
 エラーの表示は紙詰まりだ!! 事務の人は、紙を取り除けなかったのかなぁ~
 
 
 ガチャ ガチャ (いろんなところをオープンにしてみる)

 ほらまだ、紙が詰まってるね。
 が、折たたまれてはさまっているので、なかなか取れない。しかも、狭い・・・。

 
 こんな時は、 ♪テッテテテ (自分の中でドラえもんの道具が出る音)
 「鉗子」 
 鉗子で鋏んで抜いちゃうよ~。バリバリ~ 音と共に、A4用紙が抜けてきた。
 ふっ こんなもんさ~。
 リッセトじゃ~。 そして、修理後には、必ず修理後点検じゃ~。
 
 
 試しにコピー。
 
 ポッチ!! ウィーン・・・ バリバリ♪  ピタ。
 修理後点検失敗。再び、紙詰まり!!
 
 なぜじゃ~ 詰まっていた用紙は除去したはず。まだ原因があるのか?

 取扱い説明書はないな~。あれば、トラブルシューティング見たかったなぁ~。

 こんな時は、 ♪テッテケッテッテテー (自分の中でドラえもんの道具が出る音)
 「マグライト」
 隅々までライトで確認じゃ~。 
 あっ こんな所にも紙がある。鉗子で除去。
 

 どうやらもう紙詰まりはないようだ。

 今度こそ、
 リッセトじゃ~。 そして、修理後には、必ず修理後点検じゃ~。
 再び試しにコピー。

 
 ポッチ!! ウィーン・・・(いいねぇ~ 順調だね) バリバリ♪  ピタ。

 ・・・・ なぜじゃ~。 

 色々見てようやく、原因を発見。内部の突起物が折れてたんです。これが原因で、
 紙詰まりが発生していました。
 ココまで・・・ 残念!! 
 使用できない機器には、速やかに「故障中」の表示を掲示。
 (ISOや機能評価を体験している技士さんは分かるはず。「使用状況を示すこと」)

 結局、コピー機メーカさんへ電話、現状を伝えて修理を依頼。
 直すのは、メーカさんでした・・・。

 
色々やって直らないと、結構ショックですよね。
 
「臨床工学技士は院内の何でも屋であるべきだ」は、今でも続けています。
やりすぎると何でも、頼まれすぎてしまうので注意が必要です。


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