昨日の新聞等で・・・
「厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は今月末から、
医師の技能に応じて診療報酬にランクをつける検討を始める。
手術のうまい医師の収入をアップさせる競争原理の導入で、個々の能力を
高めるのが狙い。
次期診療報酬改定(08年度)への提案を目指すが、医師側には能力評価への
拒否反応が強く、どのように、どこまで差をつけられるかなどが課題になる。」
って、できるのかっ!?
手術のうまい医師は、どのように判別するのかな~。
実際の手術って、第1執刀医+1~2名が行うことが多くて・・・。
大きな手術になると その大事な時間帯に名医が入室してくることもあるわけで・・・。
いったい「手術のうまい」とは、どうやって定義するんだろう?
標準手術時間とか作るのかなぁ~。
標準時間を作ったとしても、個々の患者様の既往歴や合併症などにより手術時間は
大幅に変わってくるよなぁ~。
手術件数で見るとしても、数をこなしている医師が必ずしも「上手い」とは
限らないだろうし・・・。
手術そのものの手技に対して点数をつけてるのもナンセンスだよなぁ~。
「メスさばきが速い!!」 2点追加なんてね・・・。
手術を受ける方はランキング付けされた先生を選ぶことができるはずだから、
ランキングされた段階で二極化が発生するはず。
「おら~ ○○先生はいやじゃぁ~。□□先生がいいんじゃぁ~!!」
選ばれない先生は、第2執刀医として手術に参加するのかなぁ~。
手術室に入って麻酔がかかり、手術が始まれば患者様は分からないよね。
第1執刀医 「先生 じゃ~ そこを切って」
第2執刀医 「切りますよ」
こんなことは、多いはず。
責任は第1執刀医にあるとして、第1執刀医が評価されることになるのかな~。
どうするんだろう?中医協。
そのうち、我々 コメディカルに対しても点数が付き 診療報酬に
反映されることになるのかな。
例)認定看護師2名 看護体系に対して加算項目あり。 なんちゃって・・・。
臨床工学技士3名 ME室あり。安全体系に対して加算あり。 なんちゃって・・・。
減算されることはあっても、加算はないだろうな。
いずれにせよ、医師のランク制度には注目です。
0 件のコメント:
コメントを投稿