2007年7月4日水曜日

在宅でのNPPV管理 その1電気関係

今日の夕方の電話で明日9時30分から在宅NPPV導入が入りました。
そして、右手がちょっと腱鞘炎気味?パソコンのやりすぎか?
さらに今晩は、テニスに誘われて過呼吸と軽い脱水?

少しテンパッテいる管理人です。
自宅に帰ってくると、妻の機嫌が悪い!!
えっ 今日はテニスに行くことを事前通達してよね?
すると、職場でのNPPVネタでした。(これはあっちに書きます。)

脱線してしまいましたが、本題に入ります。
注意!! 
私が実際にやっていることを記載できる範囲で書きます。
医師の指示をご確認下さい。


在宅医療に携わって1年半程度になりますが、その医療機器の管理は
十分とは言えないように思われます。
在宅へ帰宅する際に自宅調査が十分に行われていない場合も多くあり、
「とりあえず退院してから」といった様子も見受けられます。

在宅で医療機器を取扱う上で重要なのは、電源と設置場所です。
当たり前のことなのですが、人工呼吸器類は別ブレーカー(単独ブレーカー)に
なっていることや設置場所が安全であることが求められます。
NPPVで在宅に戻られる場合や自宅導入する場合は別ブレーカーになっていることは
まずありません。

設置場所も不安定になっていると、機器の落下や回路脱落を招きます。

近年IT社会で問題視されている落雷(サージ)によるパソコン破壊も
在宅医療では問題です。
私がいる地域は雷が多く、私が在宅医療に携わった時に
まず開始したのが雷対策です。

病院等の施設と異なり、家1軒単位でサージを防ぐのは困難です。
そこで、取りあえずの対策として「雷ガード」を入れてもらいました。
もちろん保険外なので、患者さんの実費となります。
一番安物だと500円以下で購入できます。

これを医療機器コンセントの間に入れてもらっています。
注意!!
医療機器の取扱い説明書等にはこれらに関する記載はありません。
雷ガードを入れたことで問題が発生した場合は、医療機関の責任となりえるかも
しれません。家族の方とも十分ご相談下さい


在宅NPPVにおいての問題は、バッテリーです。
現在 NPPVが可能で、在宅向けの人工呼吸器かつバッテリーを搭載しているのは
��社しかありません。
そのうちの1社 フジ○ピロのLTVシリーズはNPPVは可能ですが、NPPV専用機では
ありません。トリガーやリーク補正に問題が残ります。
同じくフジ○ピロからは、NPPV外部接続用のバッテリーが販売されていますが、
自己負担なので、、、 患者負担は大きいです。

もう1社は、バッテリーを搭載しているので、、、 いいかなぁ~と思っているのですが、
実際の使用経験が無いのでここでは記載できません。


現在、在宅NPPVの非常用電源としての一般的な手法は
��.医療用バッテリー 
 → 結構高い、もちろん自己負担。
��.車用のバッテリー
 → 簡易だが、停電が発生しからのバッテリー接続となる
    常に充電して、管理しておく必要がある。
��.発電機
 → 長時間の使用に期待できる。が、停電が発生してからの対応となる。
    値段も大きさも様々
��.車のシガーソケットの利用
 → 使用できる機種が限られる。停電が発生してからの対応となる。

��~4まで記載して、その用途は様々です。
しかし、停電した瞬間に使用できるのは医療用バッテリーだけです。
その他は、停電が発生した後に電源を入れ替えたり、スイッチを入れなければ
なりません。

在宅NPPVへの依存度が高いほど、停電は致命的となります。
当院では、第5の方法を模索して、一部で実施しています。
残念ながら、この場への記載は避けさせて頂きます。
ご了承下さい。

明日は 違う内容を記載します。


余談
この4月から医療法の一部が改定となりました。
この指針を見て、少し我々の仕事がより認められるチャンスと
思いました。
が、それ以上に「在宅」での管理をどうする???
この問題にぶち当たっています。
特定医療機器の中に輸液・シリンジポンプが入らなかったことには
色々な憶測が飛び交っていますが、、、
基幹病院でもなく、各病院から往診依頼の来る当施設は結構大変です。

そうか!!これに関係する書類を作成していて腱鞘炎になったんだ!!
違いない!!





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