医療ネタです。
さて、妙にアドレナリンが出ているようで、目が冴えて眠れない。医療ネタを一つ。画像データは取ってくるのを忘れたので、ご了承下さい。代わりに実物器の名前で書きます。
心不全があり、チェーンストークス呼吸を有する患者さんへの呼吸療法としては、ASV(adaptive servo ventilation) が普及してきました。過去にブログにも記載しましたが、心配なことは、CPAPと同じように「出しっぱなし」になっていないかどうか?です。
現在多くのCPAPがAuto(自動)なため、もしかすると圧力設定を初期設定で4~20cmH2Oで出しているのではないでしょうか。もちろん、多くの患者さんは初期設定のままでも、問題ないと思うのですが。
先日当院でもオートセットCS-Aを使い始めました。当院は、多くの患者さんがOSASなことから、オートセットCS-Aを出すのは今回が初。現在OSAS関連の業務は、院内の検査技師が行っていますが、ASVは人工呼吸器の区分ということで、私も参戦。(オートセットCS-A以外の方はいる・・・)
導入後1週間後のデータを見ようと思ったら・・・SDカードを読むことができず。さて、、、どうしたものか? カードデータを読み込むソフトであるResscanのバージョンが低いことが判明Orz。あぁ~機器説明会の時に気がつかなかった。(この件は私がインシデントレポートを書きます)
Resscanのバージョンアップ実施。ようやく使用状況の把握が出来ました。リークがやや多いのですが、リークが少ない時間帯でも低呼吸が残存しています。と、言うことはminPSの初期設定圧である3では足りないのか? CS-Aは賢いので、勝手にターゲットボリュームを計算して、適当に圧力を調整してくれます。(詳細なメカニズムは後日、、、)
ちょっと詳しく解析してから、主治医と相談します。
ASVを初期設定で患者さんに使い始めることは、大きな問題ではないと考えています。重要なのは、使用状況の確認が定期的に実施されること。さらに、ASV使用時のPSGタイトレーションが実施され、呼吸状態が安定が確保されたことで、脳波上でも深睡眠が確認できること。
新しい機械や新しい治療は、日進月歩です。使う医療者側も勉強して、より良い治療ができるように!! と格好よく書いておいて、私自身も新しい機械の勉強不足です(^^;勉強しよう。。。
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