2015年2月13日金曜日

最近よく見る言葉「BSC」(Best Supportive Care)

医療ネタです。

現在の職場に赴任してから、癌患者さんに携わる機会が多くなりました。そのため、私自身も癌に関係する書籍を見ますし、他院から紹介されてくる診療情報提供書にも目を通します。連携する訪問看護ステーションのスタッフとも情報交換をします。

そんな中で見る機会が増えた言葉が「BSC」(Best Supportive Care)。
色々書籍見たり、HPを見てはいるのですが、自分の中でBSCをどのように日本語略にするといいのか、未だ分からない。「最善の手伝い」で良いのだろうか?手伝いということは、本人が望む「何か」を手伝うことなのか?

BSCのキーワードが出た時点で「治療」という選択枝が無いこと。「治療」から「緩和」へ切り替えの時期が「BSC」だとすると、BESTと言っておきながら、「最良」とは思えない。

現在相談を頂いている訪問診療の中には癌末期の方も含まれています。未だにBSCの意味を十分に解釈できないまま、退院調整に入ることになるのですが、患者さんやご家族の「自宅へ帰りたい」という想いが安心して叶えられるように努力します。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。技士・看護師のダブルライセンス保有者です。急性期医療の経験しかありませんが、春から在宅医療(メインは看護)にかかわる予定です。偶然、HPにたどり着きました。大変興味深いお仕事をされているようなので、また参考にさせてください。

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    1. 当ブログを見つけて頂き、ありがとうございます。臨床工学技士で在宅医療を積極的に行っているのは、「珍獣」の部類になるかもしれません(笑)
      でも、これからの社会は医療機器を使用したまま医療機関を退院する時代です。在宅に臨床工学技士が携わるべきだと思います。お時間がある時に、ブログをご覧いただければ幸いです。時折臨床ネタも記載します。

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