今日は「睡眠時無呼吸症候群」について書いて終わりそうです(^^;
国内で睡眠時無呼吸症候群が話題となったきっかけは
2003年の山陽新幹線での居眠りによる新幹線の自動停止だっと
思います。
有病率は5-10%で、治療の必要な患者さんは400万に以上と言われています。
睡眠時無呼吸症候群には、いくつかの種類があります。
なかでも気道閉塞が原因で発生する閉塞性睡眠時無呼吸症候群が多いです。
「睡眠時無呼吸症候群」は、昼間眠い病気と思われている方も多いと
思います。私も、治療に携わるまでは、そう思っていました。
実際、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、健常者より交通事故が多いことが
分かっています。
(約2.4倍多い Tregear S, et al. J Clin Sleep Med. 2009;5(6):573-581)
こう書くと、日中眠くないから平気(^^)/と思っている方が
いるかもしれませんが・・・
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中には、
日中眠気の無い方も多数います。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気も問題ですが
本質は「睡眠中に息が止まる病気」です。
診断は、睡眠中の様子を検査します。
自宅で行う「簡易検査」
入院して行う「精密検査」の2つがあります。
重症な場合には、治療方法としてCPAP療法があります。
寝ている時にマスク式の小さな呼吸器を使用します。
このCPAP療法について、後日記載します。
CPAP療法を受けている患者さんは、国内に48万人います。
(社会医療診療行為別統計 2019年データ)
今日はここまで(^^ゞ
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