2021年6月3日木曜日

睡眠時無呼吸症候群に対する新しい医療機器が市場に出始めました②

 睡眠時無呼吸症候群で、治療が必要な患者さんは400万人以上と言われています。

睡眠時無呼吸症候群に対する新しい医療機器が市場に出始めました①参照)

睡眠時無呼吸症候群の重症度により、CPAP療法が保険適応になるかが決まります。

 自宅で行う「簡易検査」ではAHI値が40以上でCPAP療法が保険適応になります。
入院して行う「精密検査」ではAHI値が20以上でCPAP療法が保険適応になります。
検査の種類により、CPAP療法の導入基準値が異なります。

現在、CPAP療法を受けている患者さん患者さんは、48万人です。

残りの350万人の方は、
そもそも「検査」を受けていないが多くいると推測されています。

さて「簡易検査」や「精密検査」を受けたけど、AHI値が低くCPAP療法の適応では無いケースが多々あります。
一般的に、AHIがCPAP導入値で無く、かといって正常値でも無い場合
、歯科受診によるマウスピースの話が出ることが多いです。

睡眠時無呼吸症候群の方へ使用するマウスピースは、
したあごを前に出す構造になっています。
この構造により、舌が気道を塞ぎにくくなります。
志村けんさんのアイーン♪を思い浮かべて頂くと、
「したあごを前に出す」がイメージしやすいです。

寝ている最終にアイーン♪を続けることは困難なため、マウスピースの出番となります。
だれでも、マウスピースが「合う」とは限りません。

ご自身の歯が無い場合や、マウスピースの装着が困難な場合には
マウスピースが作れません。



 

 

今日は、ここまで。

次回、新しい医療機器の話になります。(やっと・・・)

 

 

 

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