2021年5月23日日曜日

医療技術が保険適応されるまでの流れ①

日本臨床工学会 熊本大会が終わりました。
関係者のみなさま、お疲れ様でした。

第204回国会 (令和3年常会) で、
「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を
推進するための医療法等の一部を改正する法律」が成立しました。

タスク・シフト/シェアが進むことが、確定しました。

タスク・シフト/シェアについては、
①現在の国家資格でできること。
②既卒者が指定講習会を受けることでできること。
③今後も検討課題となること。

①~③が考えられます。
詳細は、日本臨床工学技士会からの情報を待ちたいと思います。

今日は、診療報酬について簡単に説明します。
「できること」に「保険診療」が適応されるか?は、別な話だからです。


例えば、人工透析のVA(バスキュラーアクセス)エコー。
臨床工学技士は「行うことができる」が、
この行為に対しての診療報酬は無い。
この医療技術にに診療報酬をつけてもらうには?

(個人的にはVAエコーの行為に診療報酬をつけて頂くような流れは、良くないと考えています。詳しくは後日)

 

医療技術が保険適応されるまでの、大雑把な流れとして・・・。

1.基礎データ(臨床研究・論文など)

2.関連学会での合意形成

3.関連学会から、上位団体への提案書の提出

4.上位団体から中央社会保険医療協議会(通称:中医協)への提案書の提出

5.中医協で協議

6.診療報酬改定へ

大雑把すぎるかな・・。間違っていたらすみません。



日本臨床工学技士会は職能団体のため、直接、上位団体へ提案書の提出ができません。

今日は、ここまで(^^)/

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