医療ネタです。
今でこそ、人工呼吸療法に従事していますが・・・しかも、在宅人工呼吸という領域の狭い範囲で(^^;
病院勤務が始まった当初、人工呼吸療法に携わることが嫌で、嫌で・・・絶対に呼吸療法には携わらないと思っていた時期がありました。まぁ~紆余曲折を得て今に至ります。
そんな人工呼吸療法を学んでいる最中に先輩から口酸っぱく言われたのが、回路点検は手で触れる事。当たり前かもしれませんが、この歳になっても、この事を思い出させてくれる出来事が連続で起きたので、ブログに書きます。
ケース1:気管切開 人呼吸器使用中の気道内圧の低下
原因はカニューレと回路を繋げているパーツ。カテーテルマウントと言われる部品です。
患者さんは施設に入居している方。施設の方から連絡、アラームが頻繁に発生するとのこと。SpO2は維持できているので、直ぐに行きます~!!と直行。
気道内圧は普段より低い。回路のトラブルか?本体の問題か?回路は、見た目では分からないので、直ぐに触れてみる。
カテーテルマウントの部分で少し風を感じました。
おぉ~やっぱり切れていた。
完全に切れてしまうと回路外れと同じなので、アラームが鳴り続けますが、カテーテルマウントの向きによっては、圧力低下してもアラームが鳴り続けるとは限りません。
ケース2:NPPV NPPVの使用頻度は低い
NPPVを使用しているからと言って、長時間とは限らない。さらに、訪問診療やお伺いした時にNPPVを使用中とは限らない。
←回路の強度が保たれていない
まだ切れてはいませんが、事前に交換しておく方が安全。
これも、回路に触れたから分かったこと。
ブログを見ている人の中には、今春から臨床工学技士になる方もいるのでしょうか?
「初心忘れるべからず」ですぞ。
と書いておきながら、結構忘れている管理人です(^^;
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