2014年4月6日日曜日

ダブルサクションタイプとダブルサクションカニューレは違います

医療ネタです。

時折 世間の皆様にお役に立てるようなネタを書かねば。

始めに私は高研の回し者ではありません(^^)/
なんか学会発表の「利益相反(COI)」みたい。

既に持続吸引器アモレSU-1とダブルサクションタイプを併用した持続吸引システムを実践されている方もいらっしゃると思います。
(持続吸引システムの詳細は山本先生が解説されている「Dr山本の診察室」を熟読下さい。)
この持続吸引システムでの課題の一つがサクションチューブが閉塞するトラブルでした。

粘調性の分泌物を細いチューブで吸引することで閉塞するトラブルが発生。通常のカニューレ交換は2週間程度ですが、早い人だと数日で閉塞・・・ということも。

ダブルサクションタイプは画期的だった。しかし、カフが小さいこと、チューブが閉塞すること。

今回新しい製品「ダブルサクションカニューレ」
結果だけ先に書くと、
・カフがデカくなりました。(大容量低圧カフ)
・吸引チューブが太くなりました。
・カーブが緩くなりました
細かい説明はメーカHP参照 http://www.kokenmpc.co.jp/products/medical_plastics/index.html

 パッと見た感じだと大差はありません。

 現時点で分かっている注意点を
 ・現在ダブルサクションタイプを使用している場合には
  ダブルサクションカニューレへの変更は注意。
  カニューレのカーブが異なります。
  同じサイズでもカーブが異なることから、違和感が出るかもし 
  れません。
 ・そのに新しいダブルサクションカニューレで持続吸引等をする場合には専用の部品が必要です。今回吸引シールバルブとして弁が付きました。そのため、接続には専用の部品か、3方活栓が必要です。

 現在おひとりにダブルサクションカニューレを使用中。来週アモレが納品になることから、吸引回数の減少による患者さん負担軽減に期待しています。



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