2007年11月3日土曜日

「在宅人工呼吸器に関する講習会」

��0月30日に大阪で開催された
「在宅人工呼吸器に関する講習会」に参加して来ました。

毎年1回 財団法人医療機器センターが主催している講習会で
今年の募集人数は200人でした。
昨年は確か、関東だったような気がしますが・・・。

今回 参加しようと思い立ったキッカケは、
うちの往診患者数が増加してきたからです。
��MV(在宅人工呼吸)に携わることが多くなったことから、
この講習会への参加を決めました。

当日 募集200名に対して参加者は約150人。

講師は、HMVに携わっている方々です。
医療機器センターHPのプログラムより抜粋

・(財)富田林市福祉公社介護老人福祉施設
    施設長         木村 謙太郎

・国立病院機構 八雲病院
    小児科医長       石川 悠加

・国立病院機構 南京都病院
    呼吸器科医長      坪井 知正

・(財)東京都神経科学総合研究所
 臨床研究系難病ケア看護研究部門
     主任研究員      小倉 朗子

・療養者家族           長岡 明美

・日本医用機器工業会    福田 健太郎


この中で、一番 印象深かったのは、ご家族 長岡様の話でした。
介護者の立場からの話は、自分達のケアが適切なのか?を
考えさせられる内容でした。

長岡様のご主人は、難病で人工呼吸器を使用しています。
手元の資料から一部を抜粋させて頂きます。
「器械に呼吸を合わせなさいとおっしゃるドクターもいらっしゃいますが、
 意識して呼吸をするのは間違いではないでしょうか。私達は無意識に
 呼吸をしているのですから意識して呼吸をしていたら疲れてしまって
 もう生きる意欲もなくなってしまうのではないでしょうか。」

人工呼吸器の設定に携わる者としては、考えさせられる内容です。
自分がイメージする設定が、患者さんの呼吸と合っているのか?
帰りの新幹線では、ボーっとしながら考えていました。
エビデンスだけでは、設定値を合わせきることができません。
その患者さん一人ひとりの病態に合わせて、設定を考えます。
が、実際はどうだろうか??? 合っているのか???


��日講習会だったのですが、長岡様の話が一番インパクトがありました。



坪井先生とは以前から何度か話をさせて頂く機会があり、
今回は講習会とはあまり関係のない、マスク内・回路内結露に関して相談させて
頂きました。
すると、、、画期的なアイテムを紹介して頂きました。
長野県のDrが考案されたそうなんですが、、、
現在、物品を確認しています。分かり次第 ブログに記載します。


石川先生は10月27日(土)に当県で研修会があり、
講師としてお招きを受けていました。
と、言うことで 27日に引き続き30日も 神経難病へのNPPV等で
相談をさせて頂きました。
��PPVの話より、カフアシストの話が多かったのですが。
対象患者さんは多く、有効性も高いのですが、なにせ保険が使用できないので、
完全実費になってしまいます。
なんとか保険適応になれば、使用範囲が広がるのですが・・・。


と、講習会は収穫多く 終了しました。
この内容を、ちゃんと 私が担当している範囲でフィードバックしたいと
思います!!



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