睡眠時無呼吸症候について、2回に分けて紹介して来ました。
ようやく、新しい医療機器の話になります(^^;
「簡易検査」や「精密検査」で重症と判断されるとCPAP療法が適応になります。
検査の結果、CPAP療法が保険適応にならないケースもあります。CPAPは保険適応ではないが、検査の結果は「正常」では無い方は、多くいます。この場合、歯科受診を勧められることが多いかと思います。マウスピースの作成です。マウスピースが合わない場合やご自身の歯が無い場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法が保険適応ではないが、「マウスピース」を使えない患者さんに対してアプローチする方法がありませんでした。もちろん、食事療法等によるダイエットは、アプローチに該当します。しかし、睡眠時無呼吸症候群は、痩せている方でも重症な方がいるのです。
海外では、この領域に「ポジショニングセラピー」なる概念で治療機器の使用を開始しています。カタカナで書くと、凄そうですが・・・。簡単に書くと、仰向けで寝ていると振動で教えてくれます。つまり、横向きになれと勧めてくれるのです。
仰向けで寝ていると無呼吸・低呼吸になりやすい人が対象となります。
2021/06/08時点で、日本国内で販売されている医療機器としては2社の3製品
・ソムニベル / ソムニベルプロ(Magnet社)
額か腹部に貼りつけます。この写真では大きさが分かりにくいですね。すみません。後日、改めて撮影してきます。
先日、ソムニベルを試しました。こちらの機械は、単純明快です。仰向きで寝ていると
振動で教えてくれます。私は、横向きで寝る派なので、あまり振動が気になりませんでした。
・ SmartSleep(フィリップス・ジャパン)
SmartSleepのデモ器をお借りしたので、近々レポートします。
こちらは、製品をベルトに挟み。腹部に巻いて寝ます。
現時点では、ソムニベル/ソムニベルプロは、通信販売を検討中。
SmartSleepは、家電量販店での販売を検討中とのこと。
ソムニベル(プロ)、SmartSleepは、睡眠時無呼吸症候群の治療に関連する医療機器です。
まだ、どのように国内販売されるか分かりませんが・・・。
睡眠時無呼吸症候群で「重症」の方には、不向きな医療機器です。横向きでも無呼吸になる方はいます。「医師にご相談下さい」と書きたいところですが、販売形式がどうなるか流動的で分かりません。既に血圧計やパルスオキシメーターは、インタネーット等で簡単に購入することができる時代です。
今の時点で言えるのは、ご自身が睡眠時無呼吸症候群かどうか?自己判断はせずに、医師の診察を受けることをお薦めいたします。
このポジショニングセラピーに関連する医療機器は、追加情報が入り次第、新しい記事を記載します。
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