新型コロナウイルスの流行に伴い、パルスオキシメーターが売れています。
当院では在宅酸素療法を導入する患者さんがパルスオキシメーターの購入を希望されることがあります。コロナ禍では一時、医療機関であってもパルスオキシメーターが購入できない時期がありました。現在は、流通量は安定しているようです。
十分な説明を受けずにパルスオキシメーターを使用されている方も多くいると思います。
パルスオキシメーターの仕組みや測定ができないトラブルについては、後日改めて記載します。
今日は、測定値の見間違えについて話をします。
パルスオキシメーターには、設置型やプローブ分離型など沢山の種類があります。現在普及しているのは指先で測定するタイプです。
この指先で測定するタイプは、測定値の見間違えに注意が必要です。
自分自身で「測定値」を見る場合には、軽く手をにぎり、指先にしっかり装着。
パルスオキシメーターの正面から数値を見て下さい。正面を判断するには、アルファベットのSpO2やPRが読めること。
パルスオキシメーターは、SpO2値(酸素飽和度)とPR(脈拍)を表示します。
注意する必要があるのは、他人が「測定値」を見る場合です。
反対側から測定値を見ても、「数値」としてみえてしまいます。
ご注意下さい。
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