2014年9月17日水曜日

私見 在宅医療の災害対策に関して

医療ネタです。

日付が変わったので昨日の出来事になりますが、久しぶりに揺れた地震でした。携帯電話の緊急地震速報が流れると同時に揺れ始めました。最大震度は震度5弱とのことで、大きな被害に繋がらず ひとまず安心しました。

自分は医療従事者として在宅医療に従事することが多いことから、在宅医療での災害対策に注目しています。昨今の日本は異常気象による局所豪雨といった「限局災害」から、地震のような「広域災害」まで、対応すべき内容が多岐にわたります。

ここからが私見となります。現時点での私個人の考えなので、今後変わるかもしれません。

今後在宅医療は新しい局面を迎えると考えています。私は医療施設以外の場所での酸素療法や人工呼吸器を使用する機会が増えることを予測しています。それは診療報酬上「在宅酸素療法」や「在宅人工呼吸療法」になり、自宅では難しい、医療機関に長期入院もできない。ならば、介護系の施設で入居しながら、療養生活を行う。

高度医療機器を在宅で使用していくために、災害対策を在宅医療に進めて行かなければなりません。

個人的には3日間の自助・共助で乗り切れる準備!!
高流量酸素が必要なケースでなければ、電力確保が3日間できれば、公助までつなぐことができるのではないかと考えています。
そのためには、自宅での発電・蓄電設備や電気供給施設の確定が必要です。

そもそも、この「対策に該当する患者さんがどの程度いるのか?」の把握も必要です。

先日、災害対策研修会に参加させて頂き、色々考えることがありました。
昨日の地震が発生したことで、災害は待ってくれないのだな・・・と実感しました。

まずはできるところから着手したいと思います。

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