2013年8月31日

今の方法では1日9人のカニューレ交換は無理だと分かった・・・

医療ネタです。
昨日は1日訪問診療の日。新しい往診患者さんも日程に入ったことから、1日9人のカニューレ交換となった。結論は、全く余裕がない訪問診療で、ボロボロでした。

医療機関内でのカニューレの交換とはことなり、訪問診療でのカニューレ交換1日9人は、世間的にみても数が多いはず。病棟で担当医1人あたり10~30名程度担当しているとしても、1日9人のカニューレ交換をすることはないでしょう。

通常患者さんの自宅には10~25分程度滞在しています。胃瘻交換、採血、カニューレ交換が重なる場合には、20~25分は必要です。
仮におひとり20分かかる場合でも9人で180分(3時間)必要です。カニューレ交換をしている最中にも私の携帯電話は鳴るのです(^^; あっ私は医師がカニューレ交換するタイミングで呼吸器の回路交換をやったりしています。


先日はトドメヲさすかのように訪問診療の最後で移動用電子カルテ入力に使用しているノートパソコンのバッテリーが無くなりました。このバッテリー切れは初めてでした。

9人は余裕をもってまわりきれない。根本的に見直す必要があります。その日の帰りにBossと往診の効率化について相談。まずはノートパソコンの交換用バッテリーを購入させてもらうことに即刻OKをもらいました。

患者さんの回る順番を変更する必要もありそうです。ただ、これには多くの問題が・・・。訪問入浴サービスの時間や訪問リハビリの時間と重なっていると、介護保険上のケアプランの変更まで必要になります。

昨晩から色々考えているのですが、手っ取り早く「患者宅の順番の変更」なるべく移動距離が最短で回れる順番に変更!!

手が付けられそうなところから始めます。




2013年8月30日

新しいカニューレ「マイスターブレス」

今日は医療ネタで、実名表記です。


先日 株式会社 高研の方が面会に来てくれました。7/31から発売になった新しいカニューレ「コーケンマイスターブレス」の説明でした。

あっ 忘れないうちに書いておかねば、「私は高研の回し者ではありません」


商品HPはこちら

 面白い!!
 カフ圧のインジケーターが付いてくるのです。

  インジケーターには数値はなく、Lo~Hiで圧力は20-33hPaとのこと。



思わず「このインジケータだけ下さい」と言いました(^^;

院内でカフ圧管理をしっかりできている施設でさえも、カフ圧計そのものが感染経路となりかねません。

かといって1台の人工呼吸器に1個のカフ圧計を準備でている医療施設はそうはないはず・・・。(人工呼吸器でなくとも気管切開カニューレを使用中の患者さんはいます)

2週間に一度の交換で廃棄されていくのはモッタイナイ感じもありますが、在宅ではこの製品は重宝しそうな予感です。

このマイスターブレス、もう一つ期待できる構造があります。いや2つか・・・。

2つともHPに記載されているのですが、
「カフ上部吸引ラインが内蔵されているため、パイプの外側は 凸凹がなく気管への刺激が軽減されます。」

実際に実物をさわって、完成度が高いことを実感しました。

「パイプのカーブと長さは日本人の気管形状に近い角度と長さを採用しました。」
HPには根拠となる資料が掲載されていないのですが、このデータは実際の日本人のCT画像から導き出された角度だそうです。




高研のカニューレは、カフが小さいという印象でしたが、今回の製品はでかいです。大容量低圧カフになっています。

当院の場合、すでに長期人工呼吸器の患者さんに新しいカニューレを試すということは基本的にありません。カニューレの変更は違和感を感じる方が多いためです。種類を変更する条件としては、気管切開孔の肉芽対策として、カフリークがある場合となります。

今後 新規往診相談を頂いた場合には、こちらの製品が適応になるかしっかり考えたいと思います。








2013年8月27日

在宅人工呼吸器を使用中の方は必見です

医療ネタです。

辺りが明るくなってきました(^^; 完全に生活時間帯がズレてきた管理人です。

昨日 きっちさんから貴重な情報を頂きましたので、ご案内させて頂こうと思います。本日 8/27にNHKで『あの日 わたしは~証言記録 東日本大震災~「宮城県名取市 櫻井理さん」』が放送になります。放送時間は午前10:50-10:55

http://tv.yahoo.co.jp/program/75769351/

この放送は東北地域では今年2月に放送された内容とのことです。全国で放送されるのは、今回が初とのこと。

 一部を抜粋させて頂くと
 「6歳の時に筋ジストロフィーを発症した櫻井さんは、人工呼吸器を使っている。停電になり、予備用に考えていた車からの電力も装置が故障し使えない状況に陥った。」

放送時間枠は5分。
さっそく録画予約をしました。

予備用に考えていた車からの電力も装置が故障して使用できなかった・・・
現在当院が実施している停電対策の基本は、自宅待機が中心です。もちろん、車からの電力供給も対策の一部に入っています。

9月は防災の日があり、当院の患者さん宅では停電対策の見直しを実施します。