東日本大震災でお亡くなりになられた方へ
ご冥福をお祈り申し上げます。
在宅医療に従事する臨床工学技士として、
震災後も災害対策について考えています。
7年前、私は医師と一緒に訪問診療で車で移動中でした。
地震の揺れでハンドルをとられたことを覚えています。
震災前から24時間在宅人工呼吸器を使用する患者さんに対して
停電対策として、メーカー非推奨の外部電源を準備していました。
しかし、震災直後の長時間停電と計画停電はバッテリーの充電時間を
十分に得られないことや自助だけではどうしようもないことも分かりました。
在宅医療が推進されていく中で、
医療機器を使用して医療機関以外で療養生活を過ごす方は
増えることが予想されます。
ここでもう一度在宅で使用される医療機器にも「安全管理」を
提案していきたいと考えています。
震災発生時の家族の連絡方法は携帯電話で連絡を取るほかに
何か手段がありますか?
お住いの市町村からはハザードマップが出ているはずです。
自宅周辺の危険個所は把握していますか?
避難場所はどこですか?
在宅酸素で使用される酸素濃縮器。
多くの機種で内部バッテリーが搭載されていません。
バッテリーを持っている場合でも長時間停電には対応できません。
予備のボンベありますか?
避難先は決まっていますか?
介護保険で普及している介護用ベッド
停電時は角度調整ができない機種が多いです。
大丈夫ですか?
個別避難計画の策定が言われていますが、
しっかり作成できている個人宅は少ないようです。
在宅で医療機器を使用されている皆さま
ぜひ一度 見直しをしましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿