今週は「心が折れかけた」1週間でした・・・。昨年末から当院へ受診頂いていた2名の患者さんが、今週お亡くなりになりました。基礎疾患は異なりますが、お二人も慢性呼吸不全があり、呼吸筋疲労が著明なことから、NPPV導入をした方です。
患者さんが亡くなると、さすがに凹みます・・・。以前総合病院に勤務していた時には、患者さんが亡くなる場に立ち会いことは皆無でした。ME室に戻ってくるのは、治療中に使われていた人工呼吸器や輸液ポンプ。在宅医療に携わっていると、急変で一緒に病院へ行ったりする機会もあることから、患者の「死」という現実にダイレクトに遭遇します。
私自身の中で、毎回亡くなられた症例の振り返りをするのですが、慢性呼吸不全の場合、負のスパイラルの底から正のスパイラルへ逆転させることのできるギリギリのラインがあると感じています。「息苦しい」→「動かない」「食べない」→「筋力低下」→「息苦しい」→・・・ 私が考える逆転できるラインは「体重減少」です。体重減少が著明になる前に介入できれば、正のスパイラルへほぼ確実に持っていけると考えています。
��週間にお二人。しかも、私がNPPV導入させてもらった方となると、さすがに心が折れかけます。呼吸器や酸素吸入の設定内容は適切だったか。他にできることがなかったのか? Bossや看護師とディスカッションしたりもりました。
亡くなられた患者さんのご冥福をお祈りいたします。
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