2010年3月4日木曜日

カフアシストへの保険点数は確定か!?

��月3日はひな祭り。
男兄弟の私にはひな壇の飾り順は分かりません。
本日の息子の連絡手帳には、
「お雛様を怖がっていました」のコメントが・・・
なるほど、はじめて見るリアルお人形は怖いのか。

さて今春は保険点数の改定です。
中医協からの資料もほぼ決まりとお見受けします。
医療業界は今後2年間の舵取りをここ数週間で決めること
になります。

個人的に期待をしていたカフアシストの点数もほぼ間違い
ないようです。

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新設C170 排痰補助装置加算 1800点

注)人工呼吸を行っている入院中の患者以外の
神経筋疾患の患者に対して、排痰補助装置を使用した
場合に、第1款の所定点数に加算する。

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ネタ元は
平成22年2月12日開催 
��69回中央社会保険医療協議会総会資料
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/b73879952953e32d492576c80008c5f4/$FILE/20100212_1besshi1.pdf
ページ118 下部に新設があり 

注目すべきは3点
その1:点数は1800点
現在カフアシストの多くがレンタル制度となっています。
全国的に価格にバラつきがあり、聞いたところによると
��1000円~30000円程度と伺っています。
ちなみに当県は補助はなく、自己負担で21000円です。

保険点数が付くことで在宅でカフアシストを使用する場合には
差額分はメーカ側が負担する形になると思います。
メーカ収入が減る形です。

その2:対象患者は人工呼吸+在宅療養
人工呼吸と記載されていることから、TPPVでもNPPVでも
問題ないと思います。
個人的には人工呼吸器が不要なうちからカフアシストが
有効活用することで、人工呼吸器の導入を遅らせることが
出来るのではないかと思っています。
結果、医療費の削減になるのでは?と思います。
この算定条件では、今は人工呼吸器が不要な患者さんに
対してもカフアシストを使用したい為に超早期人工呼吸導入を
行うケースが出てくるのではないかと思います。

人工呼吸器の導入を否定するわけではありません。
適材適所で、必要な時に向けて段階的に導入することが
好ましいと思います。

その3:対象疾患はどこまで?
対象は「神経筋疾患の患者」とされています。
難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/top.htmlを
参考にすると多くの疾患が対象になります。
どの疾患が人工呼吸器が必要になるかは、
ここの症例によって変わってくるかと思いますが・・・


と、色々思うことがあるのですが、今まで経済的な問題から
カフアシスト導入をあきらめていたケースでも、負担なしで
導入することができそうです。


4 件のコメント:

  1. お久しぶりです。この肺痰補助装置というのはカフアシスト以外にもスマートベストなど他のものも同様の扱いになるのでしょうか?

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  2. ��ポパイさん
    東機貿のスマートベスト・・・
    メーカ担当者に確認してみます。
    少しお時間を下さい。
    カフアシストばかり頭にあって
    スマートベストを忘れていました。
    同様のモノに関してもちょっと
    確認をさせて下さい。
    ちなみにRT-Xは陰圧式の呼吸器で加算が
    大幅アップしています。

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  3. そうなんですか。ありがとうございます。他にもIPVなどもありますよね。今いる施設ではいずれのものもないのでこれを機会に是非、購入できないか考えているところです。是非、わかりましたら教えて下さいね。

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  4. ��ポパイさん
    IPVは人工呼吸の役割があることから
    保険点数上は人工呼吸器で算定となると
    思います。
    カフアシストに関してメーカーさんの
    動向としては保険点数の付かない病院への
    レンタルは保険点数と同等の月額レンタルを
    検討しているようです。
    病院としての考え方は色々ですが、
    夜間就寝前にカフアシストでしっかり
    痰の吸引を終えることができれば
    夜中の吸引回数の減少に繋がる可能性が
    高いです。
    ��ヶ月20000円程度なら「あり」かな
    と思うのですが・・・。
    スマートベストの件はもう少しお待ち下さい

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