【実録】交通事故でネット断絶。
医療DX加算の「利用率カウント」はどうなる?
各所に電話して分かった絶望的な現実(゚◇゚)ガーン
当院の前で発生した交通事故により、思いもよらない事態に巻き込まれました。オンライン資格確認(オン資)が丸一日停止し、「医療DX推進体制整備加算(DX加算)」への影響を懸念して各機関に問い合わせた結果——得られたのは、救済措置が存在しないという冷酷な現実でした(゚◇゚)ガーン
こんにちは。一昨日(3/29)、当院「クリニック」の前で発生した交通事故により、思いもよらない事態に巻き込まれました。事故の衝撃で電話線とインターネット回線が切断され、月曜日の16時30分まで、オンライン資格確認(オン資)が完全にストップしてしまったのです。
真っ先に頭をよぎったのは「医療DX推進体制整備加算(DX加算)」への影響でした。臨床工学技士なんだから医療機器のVPNを気にしなさい!!とX界隈の先輩方から言われそう。安心してください。うちには優秀な臨床工学技士(私以外)や診療放射線技師、総務スタッフがいるのです。指示しなくとも確認してくれます。 今やマイナ保険証の利用率は、診療報酬に直結するシビアな数字です。「外部の事故なのだから、何らかの救済措置があるだろう」と考え、各機関に問い合わせた結果を共有します。問合せは事務部の職員から対応してもらいました。結果を随時報告をもらいました。
1オン資ポータルサイトへの問い合わせ
まずはポータルサイトへ。状況を説明し、下記の質問をしました。
2厚生局への問い合わせ
言われるままに厚生局へ。ポータルサイト経由であることも伝え、質問しました。
3支払基金・国保連合会への問い合わせ
最後の望みをかけて、審査支払機関へ。これまでの経緯をすべて説明しました。
!浮き彫りになった「DXの脆さ」と「事前対策の欠如」
- カウントの救済措置がない 自然災害や交通事故によって回線が物理的に切断された場合、その期間の「分母(処方箋受付数等)」は増え続ける一方、「分子(マイナ保険証利用数)」はゼロになります。1日程度であれば誤差の範囲かもしれませんが、復旧に数日・数週間かかる場合は、加算のランク落ちを招くリスクがあります。
- 代替手段のハードルが異常に高い オン資はNTTのVPN(NGN網)という専用回線に紐付いています。一般的なネット回線のように、モバイルWi-Fiをすぐに接続して「即時復旧」とはいきません。IP設定やルーター構成を専門知識のない担当者が即座に変更することは、事実上不可能です。
まとめ
当院の場合、不通だったのは診療日のほぼ1日。DX加算への影響は最小限で済む見込みですが、もしこれが大規模な自然災害や、より長期の断線だったとしたら……と考えるとゾッとします。
「医療DX」と謳いながら、その基盤となるインフラ障害に対する救済スキームが、現場レベルでは全く整備されていない。これが現在の日本の医療現場が抱える、リアルなリスクです。
同じような境遇に立たされる医療機関が、今後現れないことを切に願います。こんな予防策をとっています!!というご意見や情報がありましたら、コメント頂けると嬉しいです。
引用・参考
- 厚生労働省「医療DX推進体制整備加算」施設基準
- 各公的機関(オン資ポータルサイト、厚生局、支払基金、国保連合会)への電話聴取(2026年3月31日実施)
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