2019年9月15日日曜日

なぜ在宅医療の道へ?への解答

今年度、特に何も考えもなく「Peing-質問箱-」にエントリーしました。
bot的な質問が多い中、たまにリアルな質問が来ます。

今回「なぜ在宅医療の道へ?」という質問を頂きました。
これがbotだったら、凄い!!
ふと、自分の過去ブログを検索したのですが・・・
検索にそれらしきものが出ない!?
始まりは2006年2月に転職まで遡ります。
私にとって3施設目となる医療機関は、診療所でした。
900床クラスの総合病院から200床未満の中小規模病院へ。
そして、診療所へ。

総合病院を退職する時に、私は「きっと自分は同じ施設で定年までいない」という
漠然としたイメージがありました。
とはいえ、初めから在宅医療に携わるつもりで転職を繰り返したわけではなく。

ご縁です

診療所の医師は、呼吸器専門医が一人開業でした施設。
私が入職した際数年が経過していました。
睡眠時無呼吸症候群へのCPAP療法と地域へ訪問診療を行っていました。
私が入職する前からCPAP患者さんがそれなりにいて、
訪問診療では、人工呼吸器を使用している患者さんへの
「訪問診療」の依頼があり工学技士の業務ニーズがあると予想していたそうです。

当時、私が中小規模病院を辞める話をどこかで聞かれたようで
声をかけて頂きました。
私も、はじめは全く予想していなかった展開だったので、びっくりしました。
当時すでに3学会認定呼吸療法認定士を持っていましたが、
CPAP管理や在宅人工呼吸療法については情報が少なかったと記憶しています。

結婚していて無職というわけにもいかず・・・。
まずは、やってみようと言うことで、診療所への勤務が始まりました。

ということで
転職がきっかけで「在宅医療」への道が始まりました。

畳の上で動いている人工呼吸器。

病院の医師から大事だよと言われて、押し入れの中の桐箱に入っている
バック・バルブマスク

停電時に30分駆動しない人工呼吸器

みんなが良いと言って勧められて買った吸引器には
バッテリーが無い

当時、この地域には「安全」の「あ」の文字も無かった在宅人工呼吸療法。

今 思い出しても、ネタは沢山あります。

私を在宅医療に誘ってくれた医師とは、
最後ケンカ分かれのような形で
私が診療所を退職しました。

実は昨年、病気でお亡くなりになりました。
体調が悪くなってから、何度かお会いして、現状報告しました。
そんな話は・・・ また今度。

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