医療ネタです。
一般の方が医療機関を受診、もしくは入院する際、看護師さんは「看護師」さんです。一緒に働く立場としては、「看護師」と「准看護師」の2職種の方がおり、少しややこしいです(^^;
看護師は、厚生労働省管轄の国家資格。全国に110万人ほど就業しているそうです。一方、准看護師は、都道府県知事免許となっており、全国に37万人ほど就業しているそうです。
一般の方には見分けのつかない看護制度ですが、色々複雑な制度です。診療報酬にも反映される仕組みになっており、看護師の行為を100%とした場合、准看護師では90%程度と、金額が下がります。医療機関で役職が付いているのは、看護師が多いです。
そんな、准看護師制度ですが、看護師になる制度が存在します。①准看護師の免許取得後に、2年間全日制の看護学校(ところのより3年制もあります)行き、国家試験の受験資格を得る。②医療現場で10年以上の実務経験を得て、通信制で2年間受診、国家資格の受験資格を得る。
①、②のいづれの場合も、国家試験の受験資格を得ることが、必要です。詳しくは、看護協会のHPをご参照ください。http://www.nurse.or.jp/nursing/jyunkangoshi/
さて、報道によると「10年以上の実務経験という現行の規制を大幅に緩和する方針を固めた」 としか情報なく、10年の実務経験が5年に短縮されても、2年課程(通信)は変更がないならば、大きな緩和とはいえない? いや、でも、看護師と准看護師では、そもそもカリキュラムで授業時間に大きな差があることから、実務経験の時間を短縮しても、必要な授業は削れない?
早ければ2017年度の入学から新制度になるようです。
看護師による特定行為制度も今秋から始まりますね。来る団塊世代の医療介護への対応をするために、不足する看護師を准看護師からのキャリアップで数を増やし。医師不足のめんを特定後枝制度で補う。(単純な話ではないと思いますが)
国の政策が良く分かります。
でも、7対1看護の減少と病床削減による医療機関内の看護師が余る予想は、今後 在宅医療での訪問看護や施設スタッフとして活躍に期待をしているのでしょうか。来春の診療報酬の改定が気になります。
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