医療ネタです。
在宅で気管切開をしている患者さんのPaCO2が知りたい!!
本当は動脈血による血液ガス測定が一番なのは、分かります。
しかし、「在宅」での血液ガス測定は、色々大変なのです。
一番は本人に負担が大きいこと。
二番目に検体をスムーズにクリニックに持ち帰ること。
(ハンディタイプの測定機器を持っていく!という手もある)
で、色々考えた結果・・・
現在トライアルしているのが、呼気二酸化炭素測定。
今 試しているのは こちら。
カプノアイという機器。
医療機器としては認可がありますが、診療報酬上の算定が取れない。
正常成人で測定すると、まぁまぁ妥当な数値が測定できます。
測定するには、ストロー構造になっている部品を口にくわえて、
6呼吸すると測定できる。
よし、患者さんで実際に測定だ!
しかし、測定したい患者さんは気管切開でカニューレを使用中。
「口にくわえる」ができません。
繋がらないモノは「繋げればよい!」
ということで、診療所内にある清潔部品を組み合わせて、完成。
写真 左側の白いストローがカプノアイに接続される部分です。
測定は無事に完了。
侵襲度が少なく、EtCO2が測定できるのは、すばらしい。
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