医療ネタです。
今年は全然ブログの更新ができていない。
まぁ~そんな年なのでしょう。
たまには臨床工学技士としての業務ネタも書かねば。
だいぶ浸透してきました睡眠時無呼吸症候群(SAS)。
無呼吸低呼吸指数(AHI)が高い場合、CPAP療法の適応となります。
当院では、現在 毎月10名上の患者さんがCPAP導入しています。
CPAPは導入だけでなく、タイトレーションを行っています。
タイトレーションは、実際にCPAPを装着した状態で寝て頂き、SpO2をはじめ各種データを取らせて頂きます。脳波を取ることで、睡眠の質も分かります。
大ざっぱな流れとしては
SAS疑い→簡易検査→総合検査がポリソムノグラフィー(PSG)→診断→治療
治療にはCPAP療法やスリープスプリントとよばれる特殊な入れ歯を用いることも。
大ざっぱに書きすぎましたか(^^;
で、何が一苦労かといいますと、、、
タイトレーションで使用する機材の組み合わせです。
PSGのメーカとCPAPのメーカが同じ場合、多くは苦労しません。
実際には、PSGのメーカとCPAPのメーカが異なることは多々あります。
この場合、タイトレーションキットと言われる別な機器をPSGとCPAPの間にいれます。
当院では、SASに関連する業務を臨床検査技師を中心に行っています。
臨床工学技士も携わっているか、、、
NPPVタイトレーションもできる体制を考えています。
NPPVタイトレーションの話はまた後日。
この準備が大変。
そもそも メーカ間が違うので、互換性の問題があります。
使用するタイトレーションキットによっては、IPアドレスの設定が必要なものもあり、ネットワークの知識も必要。
マニアックすぎて、やっている医療機関が少ないので
機器を書きますが、、、
XT-AutoはAlice6とタイトレーションキットを挟みます。
XT-Autoからの出力データをAliceへ外部入力させるのですが、
12/28現在 上手くできませんOrz
XT-Autoのタイトレーション チューニングは年越しです
NIP-VはAlice6とタイトレーションキットを挟みます。
ただし、ご注意。
現在世の中に出回っているNIPはNIP-VE
このVEに対応したタイトレーションソフトが出ていないことから
接続エラーがでます。
現時点では NIP-Vは可能です。
左の図がお試し画面。
PSGの波形に同軸で3チャンネル表示できます。
圧力、呼吸回数、リークなど好みの3択ができるようです。
これだと覚醒反応の確認もできるので、心強い。
年明けには、ジャスミンJの接続確認と、某社のPSGのデモがあります。
楽しみです。
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