2015年10月30日金曜日

在宅I医療あるあるネタ「それは経年劣化したNPPVのマスクだった」

医療ネタです。

最近はデスクワークをせっせとこなし、なるべく患者さん宅へ訪問するようにしています。

・季節が変わるタイミングで風邪を引きやすいこと
・インフルエンザ予防接種の接種日程の打合せ
・人工呼吸器使用中の患者さんの加温加湿の評価。今の時期で乾燥していると、冬は根本的に加湿方法を検討しないといけない。

あとは、本人・家族との雑談。



現在当院には社会福祉士がいるので、社会的な仕組みによるサポートについては、社会福祉士に丸投げしています(笑)

私が伺う際の雑談の目的は、呼吸の観察が目的に含まれています。在宅でゆっくり話をしていると気がつくことが多々あります。NPPVを使用ながら会話をする方は、会話の途中でもトリガーが合っているのか。マスクのリークは許容範囲なのか・・・。家族は機材の使用法に不安と思っていないか。

雑談をしていると、本人や家族が思い出したように教えてくれることもあります。
ご家族「あっ ○○さん。(←私の苗字) 掃除をしていたら、呼吸器のメーカさんから送られてきた箱が出てきたの。どうすれば良いかしら」
患者さん「だいぶ前に送られてきたと思うんだけどな」
私「見せて下さい。まだ使えるかな」

おぉっ シリコンが黄色い!!

私「あぁ~これは、時間が経過して劣化してます。このまま使うとクッションが硬いので良くないです。」
 患者さん「そうなんですか」
私「私からメーカに連絡を入れて、確認をとってから処分します」


在宅NPPVであるあるネタでした。
これは、決して家族が悪いわけではありません。メーカ側も責めるわけにもいきません。



このままNPPVに使用されていたらと思うと、少しゾッとします。

来春は診療報酬の改定年度です。なんだか良からぬ情報ばかりが出てきていますが(笑)
診療報酬ネタは、また後日。

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