2017年3月11日土曜日

東日本大震災から6年。在宅人工呼吸器の停電対策を少しずつでも前進させたいです

医療ネタです。

多くのご縁を頂き、今も在宅人工呼吸療法に従事しています。
もう 急性期対応の知識はUpdateされていないので、役に立たないかもしれません。

代わりに 慢性呼吸不全に深く携わっています。中でも実際の在宅で使用中のNPPV等で経験した知識は少しずつでも 皆さんに還元できたと考えています。

東日本大震災から6年。

また いつか起こるであろう震災に備える必要があります。

今年 青森で開催される日本臨床工学会。
初日の災害対策委員会のワークショップ「在宅人工呼吸器における災害時の電源対策について」で話をさせて頂きます。

この災害時の電源対策については、何を電源に使うか?と誰が準備するか?がポイントです。
メーカが推奨するバッテリーだけでは、長時間停電では対応が難しいです。
では、発電機は? 人工呼吸器メーカは、安全上の問題から「メーカ推奨」できません。
そもそも、発電機は置けるのか? ガソリンとガスボンベどちらが良いのか?

自動車から電気取る方法は有効か? 車を持っていない場合は? 自家用車や協力して頂ける方の車があった場合、何メートルくらいまで延長ケーブルを伸ばせるのか?

老々介護の現場で、在宅人工呼吸器を使用している場合。誰が何をするのか?

そんなことを考えるなら、医療機関に避難した方が良いのではないか?
医療機関側とした場合、外来に避難してきた在宅人工呼吸器を使用中の患者さんに電力供給する余力はあるのか?

在宅人工呼吸器ばかり気にしているが、在宅酸素療法の高流量と併用している場合は?

在宅人工呼吸器+在宅酸素療法+在宅中心静脈栄養療法で排痰補助装置も使っています。どうやって避難しますか?(これ、実際に私が経験した最重症ケース)

まだ、これらの課題をクリアできる魔法の杖はありません。

少なくとも、私たち臨床工学技士が、実際の在宅の現場で使用している医療機器を確認した上で停電対策を実施する必要はあります。

この部分には特別は診療報酬は付いていません。

この部分に光(診療報酬)を当てることができれば、まだ増加すると予想される在宅人工呼吸器の分野に臨床工学技士が携わることができると考えています。


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