2013年9月29日日曜日

第3回呼吸療法セミナーが終わる

医療ネタです。

昨日土曜日は呼吸療法認定士会でした。参加人数は昨年度を大幅に下回りました。この時期は運動会だったり、秋祭りだったりとイベントが多かったようです。それとPRが少なかったでしょうか・・・(^^;

参加者が多いことが良い講習会とは限りません。今回のように実技中心のセミナーでは
参加者が少ない方が良い場合もあります。(ちょっと負け惜しみかも)

午前中は呼吸リハビリの実技。参加者が少ないこともあり、講師1人あたり10人以下実際は2名一組になり実技を進めることから、濃い指導が受けられたのではないでしょう。今回は参加人数が少ないとのことから、排痰補助装置+呼吸介助、NPPV+呼吸介助、最大呼気流量測定という体験コーナーも入れました。


午後はNPPV体験、排痰補助装置、バックバルブマスク
NPPVはメーカ2社から協力を頂き、2社から同じ設定を体験してもらいました。これだけでも通常は体験できない内容です。機器特性があることを知ってもらいたかったからです。
排痰補助装置の体験は、ここ数年積極的に取り組んできました。そろそろ次のステージに進めるタイミングかなと思います。

私はバックバルブマスク(蘇生バック)の取り扱い時の注意について話をさせて頂きました。

PMDAからは今年5月に「蘇生バックの組立間違いについて」注意文章を出しています。
http://www.info.pmda.go.jp/anzen_pmda/file/iryo_anzen38.pdf

人工呼吸器に常備されているもの、病棟に置いてあるもの、救急カートの中に置いているもの・・・気管切開下での在宅人工呼吸器を使用中の方には必ず設置しているはずです。
大事な時に使えない・・・そんなことの内容に、使用前点検をお忘れなく。


運営する側としては、とても濃い内容を提供できたと思います。今年は10月に開催される第4回目のセミナーで終了となります。

2013年9月28日土曜日

今日は呼吸療法認定士会の実技講習会です

医療ネタです。

日付も変わり、今日は呼吸療法認定士会の9月講習会です。昨年に引き続き、実技中心の講習会。実技が中心のため、人数制限ありだったのですが・・・ 今年はなぜか申し込み数が少ないのです。 運動会などが関係している?おそらく予定数の半分程度。でもいいんです。人数が少ない方が、色々ゆっくりできます。

私の担当は排痰補助装置、バックバルブマスク。
昨日までの理事スタッフの打合せ(サイボウズLive)では、人数が少ないので講習会の進行を再編成することになりました。午前を呼吸リハビリ。午後を呼吸器関連にまとめることになりました。

午前のリハビリで講義をするのは、当院の理学療法士。今週の木曜日の夕方に、こんな提案が・・・。参加人数が少ないならば、運動療法時にNPPV、排痰補助装置と徒手換気を一緒にやったり・・・人数が多いとできないこともやりませんか!!

面白い!! 普段 当院がやっていることではないですか!!やります!!

とは言え、まだ認定士会の理事スタッフに話をしていませんが・・・。朝の打合せで承諾を頂けると思います。

【業務連絡】 Mさん 朝の集合の際に排痰補助装置をリハ室へ持ってきて下さい(^^♪
NPPVやインターフェイスは私の方で準備しました。


2013年9月26日木曜日

今日は訪問看護研修ステップ1で講師させて頂きます

医療ネタです。

ここ数年、秋に講師でお招き頂く機会が多いのです。もちろん先方からは講師派遣依頼書を書いてもらい、Bossの許可をもらい、臨床業務に支障が出ないように調整をして臨みます。

そこまでして講師を受けるには理由があります。それは、当院の紹介になること、そしていつか一緒に仕事してくれる人が来るかもという期待です。

今日は訪問看護研修ステップ1の中で、在宅人工呼吸の実技体験と題して3時間枠を頂いています。3時間講義なんて無理です。1時間以内で座学を終えて、残りの時間は実際に体験頂く時間配分にしています。

・NPPVのマスク体験
・NPPVのS/Tモード
・気管切開下で使用する気管切開カニューレ
・TPPVを想定したV-SIMV(TV500mlくらい)
・排痰補助装置
・バックバルブマスク などなど・・・

配布資料は既に送ってしまったので、今 発表スライドの見直しをしています。昨年まで入れていた「トラブルを探せスライド」を廃止して、今年はスピーチカニューレに関係するスライドに変更。


2013年9月23日月曜日

廃校になる母校の小学校を見に行ってきました

独り言です。

今日は突発的に私の実家に帰省してきました。
理由は母校の小学校を見納めするためです。
今日は妻が待機当番で遠くに行けないことから、私が子供二人を連れて弾丸実家帰省でした。

少子化に伴い地域の学校の再編成の対象となりました(+o+)
母校が無くなるのはさみしい限りですが、これも時代の流れなのでしょう。

今日帰省したのは理由があります。
ちょうど地区の運動会だったのです。運動会ならば、体育館がトイレ貸し出しで一般開放されています。

地域の運動会には大人から子供まで参加します。
特に小学生4~6年生はほぼ強制参加。
なぜなら、学校の鼓笛隊として参加するからです。

会場に着いた時にちょうど鼓笛隊の演奏が始まりました。
鼓笛隊が演奏する校歌を聞いて、母校が無くなる寂しさが込み上げて来ました。


写真は体育館の中。

最近読んだ本「さよならタマちゃん」

独り言です。

何をするにも過ごし易い季節になりました。私は読書は好きな方です。先日インターネットの何かを見ていて、面白そうな本を発見。

さよならタマちゃん (イブニングKC)



タイトル「さよならタマちゃん」。
このタイトルからだけでは、ちょっと「???」です。
 少しネタばらしをすると、筆者は漫画家のベテランアシスタ  ント。年齢は35歳。精巣腫瘍を発症し、闘病生活を送る様
子が描かれています。

私は医療者目線で読んでしまうのですが、ハッとさせられる ことが多い内容でした。

精巣腫瘍は20代男性の癌の中では一番多く、5年生存率がⅠ期の場合は95~100%、Ⅱ期の場合80~95%、Ⅲ期の場合でも70~90%以上の5年生存率を達成しているそうです。Wikipedia参照

抗がん剤の治療効果が期待できるとはいえ、5年生存率がⅢ期で70%とした場合、100人中30人は亡くなるわけです。

この本を読んで、家族の大切さを改めて感じた次第です。


タイトルが「さよならタマちゃん」書店で買うには、ちょっと勇気がいるかも!?
本体価格は税抜き686円です。

あっ もしこの本を買われた方は、読み終えたら本の背表紙を外すことをお忘れなく。


2013年9月22日日曜日

七五三と写真撮影

子供ネタです。

久しぶりに子供ネタです(^^; 子供ネタを書かなくても、子供たちはスクスク成長していきます。次男は「嫌々期」まっただ中で、朝 保育園に連れて行くまでが「修羅場」になっています。

さて、長男は七五三の時期になりました。
自分の七五三は泣いていた記憶しかありません。なんだか大きな神社に行って、泣きながらお祓いして、千歳あめをもらって・・・

七五三と言えば写真撮影。
これが大変だということが、良くわかりました。
神社でお祓いとセットにして写真撮影をしてもらうか?
全国チェーンの写真屋で前撮りして、衣装を借りて神社でお祓いをしてもらうのか?

ちょっと前に夫婦でそんな七五三の写真撮影について話をしていると、「いつやるのか?」になりました。季節的には10~11月が良いのかもしれませんが、10月の土日がほぼ予定で埋まっています。11月は私が忙しくて動けないと予測・・・。さらに月の半分は妻が待機当番です。

つまり、行ける時に行かないとだめでしょ。
夫婦で「今でしょ!!」となりました。

突然ですが、本日 午前中に七五三の写真撮影に行ってきます!!
10月はちょっときれいめな恰好して、神社でお祓い。これは呼吸ケアリハ学会直後の週末に。

幸い 写真屋の予約が取れたのですが・・・ この値段システムが良く分からない。インターネットで見ただけでは何が「特典」なのか理解できない。結局お店に行った時に確認することに・・・。

2013年9月20日金曜日

相性の合わない呼吸器もある

医療ネタです。

月を見ながら作業していたら、グラッと地震が来ました。負傷者がいないことを祈るばかりです。

今日のタイトル「相性の合わない呼吸器もある」。在宅人工呼吸療法では、当然ながら自宅で人工呼吸器を使用します。入院中は病院内の大型の人工呼吸器。退院時は小型の人工呼吸器というように入れ替えがあります。

最近当院が在宅人工呼吸療法の患者さんに訪問診療することが、基幹病院の退院相談室の担当者に定着したことから、退院の話が出た段階で相談を頂けます。この場合、患者さんの呼吸状態に合わせて人工呼吸器を選択します。

困るのは既に在宅用の人工呼吸器に変更になってから相談を頂くケース。いや別に困ることもないのですが、相性が合わないと判断したら容赦なく機種変更を提案します。

相性の合わない原因は人工呼吸器の特性によることが多いです。基本的な設定は同じなのに、呼吸へのトリガーの制御方法が異なるだけで、違和感を訴える方も多いのです。そんな時こそ、院内の臨床工学技士さんに調整に出てきて欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!

多くの場合、院内の臨床工学技士に出合えないので、そのまま主治医の先生の立会いの下に設定変更やら機種変更を提案しています。

ということで、なんだか呼吸器と相性が合わないかも!?と思われた方は、主治医にご相談下さい。

2013年9月14日土曜日

Web会議をするらしい

独り言です。

今年度から、某学会のある委員会のメンバーに入れて頂くことなりました。微力ながら協力できればと思っています。

委員会のメンバーは日本全国に散らばっています。当然ですよね・・・。

メンバーが利用するメーリングリストでWeb会議の日程調整についてメールが来ました。他の委員のみなさまは日程について書込みをされています。

そんな中・・・「うぇぶ会議って何使ってやるんだろう・・・」 やったこと無いんです うぇぶ会議。カメラもマイクもありません。なのに○日OKです書いて、参加できなかったらどうしよう・・・という不安が。

これは先輩方に聞いた方が早い、、、 送られてきたメーリングリストにWeb会議について質問内容で投稿しました。まだ返事待ちですが。

Web会議は一般的になったのですね。当県の技士会もWeb会議でもいいのかもしれません。

ふと、、、Web会議 私自身どこのパソコンでやるんだろう。やっぱり自宅かな。 子供の泣き声や背景の本棚の「山」ぐあいなんかが移るとまずいな。

2013年9月8日日曜日

第1回日本呼吸ケア・リハ学会関東地方会のご案内

医療ネタです。

あちら、こちらから情報が入るので、お知らせしたいと思います。

会期:平成26年1月25日(土曜)
場所:聖路加看護大学アリスC.セントジョンメモリアルホール
会長:蝶名林直彦(聖路加国際病院呼吸器内科)


もしかすると講師の変更があるかもしれませんが・・・。


第1回日本呼吸ケア・リ八ビリーション学会関東地方会
教育講演1:10:05-10:40
「気道のケアと管理急性期~慢性期まで』気管チューブ~気管切開まで
東京ベイ・浦安市川医療センター集中ケア認定看護師戎初代

教育講演2:10:45-11:20
『吸入療法のための薬物療法up-to-date」
東海大学付属東京病院呼吸循環器センター長桑平一郎

教育講演3:11:25-12:OO
「COPD~運動療法の指標~」
順天堂大学大学院医療看護学臨床呼吸病態学教授植木純

ランチョンセミナー12:10-13:OO
『パルスオキシメータの精度と使い方」
東京医科大学八王子医療センター呼吸器内科教授一和多俊男

一般演題13:15-15:OO
 一般演題の締切は 2013年12月6日(金曜日)

展示場:12:OO-15:OO
実技練習
ネーザル八イフロー(パシフイックメデイコ、FiSher&PaVl<el)
力ファシスト(PILIPS)
NPPVNIPネーザルV③、テイジン等

パネル・ディスカッション:15:OO-1フ:OO
「呼吸療法サボートチームの検証~集中治療室から在宅まで有効に機能してい
るのか~」
1.ICUにおけるVAPに対する予防と対策~VAPbundleの導入について~
聖路加国際病院救急部看護師長田村富美子

2.急性期~亜急性期呼吸リ八のエビデンスと実際
昭和大学大学院保健医療学呼吸ケア領域教授宮川哲夫

3.病棟でのNPPVの管理
亀田総合病院呼吸器内科部長金子教宏

4.医療連携をどう進めていくか
草加内科呼吸ケアクリニック新謙一


興味のある方は是非!!
私はたぶん行きます(^^)/

「難病看護師」制度が始まるそうです

医療ネタです。

あちら、こちらから情報が入るので、お知らせしたいと思います。

日本難病看護学会認定「難病看護師」
今回が第1回とのことです。

興味のある方は「日本難病看護学会」でご確認ください。

2013年9月7日土曜日

HT70プラスをデモ中です

医療ネタです。

ここ数カ月、サービス付高齢者賃貸住宅(サ高住)に関連する業務に追われています。その中の一つ、人工呼吸器の選定をどうするか?は大きな問題です。

サ高住で人工呼吸呼吸器を使用している患者さんの入居を想定しています。可能な限り、安全を担保したく、アラーム機能に注目しています。中でもアラームを外部出力できるか!?

色々メーカ担当者の方と相談した結果、現時点でViVO50とHT70プラスが出来そうです。(今回は機種名かいちゃいます)

ViVOは既に臨床業務で使用中。ちょっと癖がありますが、特定の条件を満たす場合には、十分な機能を有しています。この点は後日あらためて。

今回は未だ臨床使用に至っていない、HT70プラスをデモ。

 メーカHPはこちら

 今回「プラス」になったことで機能がパワーアップしました。フローセンサーが付いて、VTE(呼気一回換気量)が測定できるようになりました。

まだ詳しく触っていないので、分からない所もありますが。
例)なぜ回路選択で「レスピニクス」があるのか?


 送気する構造がピストンのため、ちょっと音が気になります。それと、一般的な「スタンバイ画面」が無いこと。

 気になるところはありますが、アラームを外部出力できることは今回のサ高住では重要な機能と考えています。









2013年9月4日水曜日

サ高住プロジェクトが進んでいます

独り言です。

現在進行中のプロジェクトはハード面は順調に進行中です。ここで多くの課題が、ソフト面にあることが改めて浮き彫りになりました。

もう隠しておく必要もないので、書いてしまうと現在進行中のプロジェクトはサービス付高齢者賃貸住宅の運営です。建物は順調に建築が進み、当初の予定よりも早く引き渡しになりそうです。

サービス付高齢者賃貸住宅(通称 サ高住)は、どこの地域でも数が増えていると思います。厚労省が療養型病床を減らす方向なので、医療/介護難民を受け入れる一つの受け皿と考えられています。当院のサ高住は他との差別化を明確にするために、人工呼吸器を使用中の患者さんでも入居できるサ高住を目指しています。

建物は建った、入所を希望する患者さんもいるらしい、でも・・・スタッフが足りないOrz
いや、厳密に書くと介護職はオープニングメンバーがほぼ揃いました。今来て欲しいのは、看護職。そして、臨床工学技士・・・。

まぁ~そんなに「人財」が直ぐに集まるとは限らない・・・と言う予測はしていましたが・・・。やはり、オープンまで3カ月を切ってくると、ドキドキしてきます。
 

2013年9月3日火曜日

玉事件(笑)

子供ネタです。

最近子供ネタを書いてない!! 沢山あるんですよ~子供ネタ。さっき寝顔を見てきたら、2人とも寝言話していました。次男は寝言も喃語(なんご)で面白い。

先日私を襲った笑撃の事件を記録として残しておきたいと思います。

次男は日々身体能力が向上して、モノを投げるを覚えました。ドラゴンクエストでいうレベルアップの音♪が日々聞こえます。何でも投げる次男ですが、やはりお兄ちゃんが投げる小さなボールが一番のお気に入りのようでした。ボールをはじめ、おもちゃ類は居間の箱の中にごちゃ混ぜで収納されています。

ある日の早朝 普段より早起きした次男。ベッドの上で何かで遊んでいるようでした。遠くでなんだか子供の声がする。妻は起きたのかな・・・と思いながら、ここで私は二度寝。

次の瞬間 私の下着(パンツ)の中に何かが入ってきた!!思わず「おぉーーーーーーー!!」
 そこには満面の笑みの次男が。なぜ寝室にボールが・・・。パンツの中にボールを入れてきた次男。君は何を考えているんだ?

これが先日私を襲った「玉」事件です。
くだらない話にお付き合い頂き ありがとうございました。


2013年9月1日日曜日

防災の日 これからの停電対策を考える

医療ネタです

今日は防災の日です。みなさんは、何かしましたか。
私は、自宅の防災グッズの確認を行いました。

ちょっと過去を振り返って、自分のブログを検索してみました。

2012/9/2 防災の日に考える今後の在宅医療の停電対策

2011/9/1 防災の日です。もう一度停電対策を見直しましょう

2010/9/2 防災の日 呼吸器が止まったらどうしますか?

2009/9/3 防災週間です

停電対策が中心の内容になっていました。

今年もやはり「在宅医療の停電対策」を中心に考えたいと思います。

最近考えているのは、人工呼吸器の予備バッテリーが準備されていることは標準になりつつあること。次のステップとして、電気をうみ出す方法の確保。

先日放送された『あの日 私は~証言記録 東日本大震災~「宮城県名取市 桜井修さん」』では、「予備用に考えていた車からの電力も装置が故障し使えない状況に陥った」。
24時間人工呼吸器が必要な患者さんにとっては、まさに生命の危険にさらされる状況です。

やはり、2重3重の安全網を考えておく必要があると実感しました。それと、医療者が支援者が助けに行けない状況をシビアに考える必要があること。

そんなことを考えて、この9月に実施する各個人宅での停電対策では具体的な災害シミュレーション形式を検討したいと思っています。とはいえ、退院したばかりの患者さん宅では、リアルシミュレーションを行うのはハードルが高い(^^; 
既に長期人工呼吸療法で自宅療養をしている方で数例トライアルして、来年3月の停電対策では拡大したいと思います。