2012年9月30日日曜日

運動会とEXILE

��月最後の週末 晴天に恵まれ無事に運動会が終了しました。

昨年の運動会は違う保育園でお世話になっていたことから、現在の保育園での運動会は初めてです。子供の成長は日々の生活の中でみていたつもりですが、運動会での駆けっこやリズム体操などをみていると成長を感じました。

大きなアクシデントが発生したのは、玉入れの時。この競技の際に流れていた音楽が、EXILEのRising sunが流れていました。始めに異変に気が付いたのは妻。「あの子 踊ってない?」

なにぃぃぃぃぃーーーーー!!
ビデオカメラでズーム。
お 踊っている。。。 しかも 歌ってる!?

夏のテレビでEXILEのRising sunを歌って踊っているのをたまたま見て、踊り好きになった息子。中秋の今でもテレビの録画を再生して踊っていました。

玉入れの最中 お友達は球を拾い上げて投げているのに、うちの子だけRising sun・・・

��回戦は音楽が変わったことから、通常通り「玉入れ」していました。

妻と二人で大爆笑でした(^<^)


2012年9月29日土曜日

呼吸療法連携セミナーは熱かった!!

久しぶりに金曜日の夜に勉強会に出席してきました。やはり乳幼児がいる核家族では夜間帯の勉強会への出席には、それなりの準備が必要です(^^;

今回のセミナーは、吸入療法に関係するものです。しかも「連携」がミソです。

通常喘息やCOPDの患者さんへ処方される定期薬の中には、吸入薬と言われる薬剤が入っていることがあります。この吸入薬が曲者なのです。ちゃんと患者さんが吸入薬を使えているのか?しっかり吸入できているのか?が課題になることが多々あります。

医療者側がからみて良く効くはずの薬剤なのに、患者さんからは効かないと言われることもあります。本当に効果がないのか?それとも吸入方法が悪いのか?
今まで医師が直接患者から話を聞くしかありませんでした。吸入薬の種類は増えて、2剤・3剤と併用することもあることから、医師の診察時間内で吸入状態の把握をするのは不可能です。

そこで、薬剤師さんの出番です!!
薬剤師が直接、患者さんの手技を確認・・・と、ここまでは結構やっている所が多い。今回のセミナータイトルにもあるように、大切なのは「連携」です。
医師から指導処方箋が出ることで、薬剤師が指導。指導結果を医師へフィードバック。
県内の実際の取り組みをみて、進んでいる薬局もあるな!!と実感したところです。

なんで臨床工学技士の私がこのセミナーに参加したか。
昨年の呼吸ケアリハ学会で、知り合いになれた薬剤師さんが講演されること。もともと、在宅医療の地域連携でお世話になっている薬剤師さんが多数いて、セミナーに参加されると予測していたから。やはり参加されていて、色々情報交換ができました。

さらに、臨床工学技士も呼吸療法の一環として、吸入デバイスの問題点などは知っていた方が良いのです。だって、NPPVしながら気管支拡張剤を吸入したいって言われたらどうします?薬剤の種類は?元のデバイスは?

とても刺激的な会でした。最近 薬剤師さんのフィリジカルアセスメントもやっている所もあるようです。在宅医療でのチーム医療に薬剤師さんが入ることで、さらに質の高いチーム医療を展開できそうです。




2012年9月28日金曜日

iPhone3GSをOS6に変更 ちょっと変わった?

さて世間はiPhone5で盛り上がっている所で・・・すみません。今更ですがiPhone3GS(以下 3GS)です。

もともと2009年10月くらいから3GSを使用開始。仕事用として活躍していたのですが、職業上 電話をかけることが多い!そして、かかってくることも多い。通話代金の問題から3GSを使用しての電話は中止。現在は仕事用電話はウィルコムに乗り換えています。

出番がなくなるかと思った3GS。いえいえ そんなことはありません。電話はかけれませんが、スケジュール管理で大活躍。そんな3GS君も時代の波と老化現象には逆らえず。1日2回以上の充電が必要となり、ホームボタンもホームに帰れなくなってきました。

そんな矢先にOSのバージョンアップ。前回 OSのバージョンがアップした際には、モッテリ重くなった印象が。重くなって、使える機能が少し増えた。さて、今回のOSのバージョンアップは何が起きるのか?

何も起きていない?
ん? けっして速くはなっていない。ん?Safaiの中にあったブックマークの中から「Yahoo」だけが消えている!!
ある意味 凄い変化。

そんな3GSに印籠を渡す時が近づいてきました。実は先日iPod touchを予約しました!!
どんな感動が待っているのかiPod touch。

��0月発売と言われながら、何やら10月30日が発売らしい。それなら最初から11月発売の方がすっきりなんじゃない。





2012年9月27日木曜日

秋の陣 その3 ダブルヘッダー風NPPV勉強会

ダブルヘッダーとは野球の試合で特定のチーム同士が同一球場において1日 のうちに2試合を開催することを意味する。(ウィキペディア)

今日は午後一番で病院内でNPPVの勉強会、夕方から訪問看護ステーションでNPPVの勉強会。同一場所でなかったり、同じスタッフが対象でないので「ダブルヘッダー風」としました(^^;

○第1試合「病院戦」
・会場 会議室
・持ち時間 60分
・対象者 看護師を中心に20~30名
・テーマ「神経疾患とNPPVについて」
・NPPVの体験

こちらの病院、、、院内には臨床工学技士は不在です。NPPVはほとんどないようです。ただし、TPPVで長期入院されている方はいるようです。
連携している訪問看護ステーションの母体となっている病院で、訪問看護の管理者の方からの相談を頂き、勉強会の開催になりました。

当初 病棟看護師が参加することから、途中で退席される方が多数いるはず・・・との情報が。実際には誰も退席されず、参加人数が35名まで増加。
実技体験を想定して、メーカさんから2名応援に来て頂いたのですが、急きょ1台追加して、私も実技に参戦。

��PPVを体験されたことの無い方がほとんどでした。NPPVの体験が無いままで、NPPVを使用する患者さんのケアをするよりは、自分でマスクを装着し、NPPV使用中に発声する体験、マスクバンドの締め付けを体験してもらうことで、ケアの質の向上に繋がば幸いです。

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写真は準備中の風景


○第2試合「訪問看護ステーション」
・会場 訪問看護ステーション
・持ち時間 30分
・対象 看護師
・テーマ NIP-ネーザルVについて(製品名丸出し)

こちらは、メーカさんにお願いをしました。が、一緒に同席させて頂き、実際の臨床使用上の注意や、旧機種からの交換について話をしました。

私は機器の説明会の時もなるべく同席しています。なぜ、機械を交換する必要があるのか?交換した後はどのように評価していくのか?訪問看護スタッフと情報共有をしたいからです。

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2012年9月26日水曜日

患者の「自由」か?医療者の「エゴ」か?

在宅医療に従事して6年半が経過しました。そりゃ~俺も歳をとったOrz

医師の診察時間は限られていることから、私は患者さんや家族とゆっくり話す時間を作ることがあります。在宅に戻ってから出きることや、出来ないこと。これから予測される病気の進行や利用できる制度。おかげで介護保険やら特定疾患、身体障害者手帳や福祉受給者証など、制度についての知識を持つことができました。とは言え、付け焼刃なので概要だけ話をして専門家(ケアマネなど)につなげていきます。

そんな話をする中で、どうしても決めて行かなければならないことが出てきます。神経筋疾患の方であれば、治療の選択であったり、COPDの方であれば、利用するサービスだったり。

最近思うのが自分が提案していることは、医療者のエゴなのか?と思うことがあるからです。

独居で1人暮らしの方が転倒する機会が増えたという。1日1回は看護師やヘルパーさんが顔を見える機会を作りましょうねと提案しても、患者さん本人は1人の時間を作りたいという。もし転倒して起き上がれずに、翌日とか翌々日に発見されるなんてことを想像すると、安全管理の面からは、確認をする手順があった方がいいと考えます。一方患者さんの立場にあれば、週の中で何回かは自分ひとりの時間が欲しいと思うことも想像ができます。


病気の影響で経口摂取する量が減り、痩せてきた患者さんに胃瘻の説明。胃瘻は「延命」というイメージが強い場合には、誤解を解くところから始まります。でも、大きな治療の流れの中でみれば「延命」として間違ってはいません。ここ数ヶ月で2名の患者さんに胃瘻の説明を行い、1名は胃瘻造設、1名は保留になっています。
私個人的には病気の進行を助長するような「痩せ」は回避すべきだと思っています。


在宅医療に携わっていると対応する疾患別に「こうあるべき」という筋道を考えたくなります。でも、それは患者さんのQOLを低下させているのかもしれないと思うことも多々あります。家族関係がギクシャクしているケースでは、もっと大変です。

患者の「自由」を確保しつつ、医療者側の考える療養生活の提供を遂行していくために、日々考えています。

2012年9月25日火曜日

秋の陣 その2 呼吸療法セミナー 続き

朝に書いた「秋の陣 その2 呼吸療法セミナー」の続きです。

私が担当していた人工呼吸療法関係では4社のブース。「担当」っていうと何か、格好よく聞こえますが、時間通りに実習が進むようにタイムキーパーです(^^; 質疑応答は、それぞれのブースで完結していくので、私は時折写真なんかと撮らせて頂き、各ブースをウロウロしていました。

さて、そんな実技が中心だった今回のセミナーのアンケート結果が役員用のサイボウズLiveにUpされてきました。早速内容を拝見して、一喜一憂。

結論から先に書くと、参加者全員から「100点」を頂くような実技講習は難しいということです。頂いた意見の多くが「良かった」という内容でしたが、中には「講師の数」「もっとハイレベルな内容」と言ったこともありました。こうなると、セミナーに申し込んで頂く段階で、参加者の資格や技術でセミナー内容を分ける必要があります。う~ん それは無理!!

こんなセミナーを企画して欲しいと思っている会員の皆さん!!来年は理事の選挙があります。是非 立候補して頂き、運営側へ入って下さい!!




2012年9月24日月曜日

秋の陣 その2 呼吸療法セミナー

おはようございます。今日は朝から更新します。

週末に県内の呼吸療法認定士会のセミナーがありました。役員として、朝からお手伝いで参戦。今回のセミナーは「会員限定」「参加費無料」の実技中心のセミナーでした。毎年 セミナーへの参加者が増える一方で、更新ポイントを取得するためのセミナーになっていないか!?が課題でした。そのため、今回は「会員」のための限定企画にしよう!!ということで、人気の高い 実技中心のセミナープログラムとなっています。

全体をA/Bチームにわけて、午前中はAチームが人工呼吸療法関係、Bチームは肺理学療法。午後はA/Bを入れ変えます。
参加者が40名ちょっとだったことから、チーム分けをした際にも少人数となり、とても内容の濃い実習となりました。

私が担当していたのは、人工呼吸器の講習。担当と言っても、当日は4社から協力頂きました。

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、、、 子供が起きたので、続きは夜に記載します。

2012年9月21日金曜日

秋の陣 その1看護協会

医療ネタです。医療業界の秋は学会と勉強会のシーズンです。

学会は通年 なにかしら開催されていますが、私の場合は春の呼吸器学会と秋の呼吸ケア・リハ学会への演題提出することが多いです。年2つ・・・今の私にはお腹イッパイです。

今秋は自分が講師として招かれる機会がいくつかあり、秋の陣 その初回は県の看護協会で訪問看護師向けの研修でした。

指定された時間は3時間。テーマは在宅人工呼吸療法に関しての体験。参加者の人数が少なく、時間も長く頂いたのでガッツリと「体験」方式にしました。
参加者の背景が訪問看護師を目指している方、訪問看護師としての経験年数が少ない方ということで、「体験型学習」にしました。

��PPVでは、実際の回路に触ってもらい、脱落箇所や簡単なモードの説明。NPPVでは実際にS/Tモードを体験しながら、発声練習を経験してもらいました。機械的排痰補助では、参加者の交差感染のリスクがあることから、お互いの背中や大腿部で体験をしてもらいました。バックバブルマスクでは、医療事故の話を含めて、バックを使用する練習をしました。

参加された十数名の皆様とは今後は臨床の現場でお会いすることになるかと思います。当ブログを紹介はしていません(^^;

��1月にもう1つ看護協会に関係して訪問看護実務者研修で在宅人工呼吸器の講義枠で指名頂いています。こちらは、「実務者」が中心なので、実際のトラブルやアモレ+ダブルサクションカニューレの効果など、もう少し内容を加えて行こうと思います。

秋の陣・・・長いな・・・・・ 12月中旬まで続きます。



2012年9月19日水曜日

ASVについて色々思うこと・・・。

今日も医療ネタ。明日の講義のスライド作成に区切りがついたので、ブログ更新して寝ますzzz

過去当ブログでも何度も取り上げているASV。当ブログ内にある検索から「ASV」で検索して頂くと30記事くらいあるみたいです。既に何をどこまで書いたのか、覚えていません(^^; だいたい、いつも同じことを書いているはず。

始めに、私はASVは嫌いではありません。心不全+チェーンストークス呼吸のある患者さんには、是非 使って頂きたい機械です。
現在 ASVと言われる機械を出しているのが3社
帝人在宅医療/フィリップス・レスピロニクス/フクダライフテック

でも、帝人在宅医療とフクダライフテックは、もとはオーストラリアのResMed社の製品です。国内で取扱う際に、それぞれ別名称で流通しています。そのため、現在2機種が主流と思われます。

私が懸念しているのは、ASVの乱発です。
心不全だけの場合にASVが使われることがいいのか?単純にCPAP療法を試してみてはどうか? ASVとCPAPの治療効果の違いがどのていどあるのか?
色々考えてしまいます。

ここで医療保険上の問題があります。CPAP療法は睡眠時無呼吸の場合に使用することから、心不全の患者さんに睡眠時無呼吸が併発していないと医療保険の適応になりません。(確か・・・)  ASVは人工呼吸器に分類されることから、医師の必要と言う指示があればASVを使用可能です。

ここでさらに問題が、、、ASVは人工呼吸器なので、医療保険上の自己負担が高額です。3割負担の方で1か月あたり、約28000円の自己負担となります。ASVのドロップアウトの原因の1つに高額な医療費があるとも言われています。CPAP療法であれば、3割負担の方で1か月約4800円

先生方も医療費と患者自己負担を考えると、心不全の患者さんに対してCPAPも選択肢の一つになると思います。が、実際には無呼吸がないと医療保険の適応になりません。ASVは人工呼吸器のために、医師の処方の中での導入が可能になります。
そんなことから、現在 ASVが多く出ているのではないかと推測しています。もちろん、心不全にチェーンストークス呼吸を併発している患者さんはいることから、ASVが出ているべきなのですが。

現在の医療保険の枠組みの中では、NPPVを定義することが困難です。マスク式の人工呼吸療法としてくくってしまうと、CPAPも含まれます。かと言って、ASVが高額な医療保険の分類に留まっていることがいいのか・・・。

過去 患者さんの方からASVの自己負担が大きいことから、中止を希望されて中止に至った経緯もあります。

循環器領域でのASVは、今後も期待される分野です。だからこそ、ASVの乱発で将来の保険点数の改訂で、制限をかけられないように、ASVの有効性をしっかりデータとして提示していく必要があると思います。


2012年9月18日火曜日

N○Kの「出生前診断 そのとき夫婦は」をみて思ったこと

日曜日の夜に録画してして、さっき見終えました。もし自分が同じ立場だったら・・・どのような選択をするのか。答えも出せぬまま見終えました。たぶん、自分が結婚していなかったら、あまり深く考えることも無かったと思います。

新しい検査方法として、出生前の妊婦の血液からダウン症の確率が高精度で分かるとのニュースが出たのは、比較的最近のことです。出生前に分かるのです。出生前に自分の子供に疾患が見つかるとは、どのような事なのか・・・。

命の選別に繋がり兼ねないとの懸念。医学の進歩は、生命倫理の議論に関係なく進んでいきます。医学の進歩により救われる命がある一方で、出生前診断の結果により中絶を選択するご夫婦がいる現実。この課題に答えを見出すことは、単純な善悪の問題だけではありません。


NPPV本体とマスクの組み合わせは自由に選べない!?

休日ですが、医療ネタから。

私は、マスク式の人工呼吸器の継続の成否は
��.的確な診断
��.呼吸器の設定(使用データの確認を含む)
��.インターフェイス(マスク)の選択
の3つだと考えています。1~3と順番を付けましたが、どれも同じくらい重要だと思います。

そんな格好の良いことを書いておいて、実際には上手く行かないことも多々ありますOrz
マスクを装着したままで眠れないという人は多いですし、こっちが意図する設定では不快感の方が強いと感じる方もいます。そんな時には、なんとか組み合わせを考えていくわけです。

ここで大きな問題が・・・多くの医療機関がマスク式の人工呼吸器をメーカから借りています。この場合、メーカ側で準備してもらえるマスクの種類に限りがあるということです。
例えばA社から貸し出すBという呼吸器。これにはCというマスクがセットで付いてきた。
��社-呼吸器B-マスクC
上手く呼吸器と合わないので、D社ののマスクEを使いたい。。。

う~ん この書き方 まどろこっしい!! 書いちゃえ!!
帝人在宅医療 スリープメイトS9でウルトラミラージュを使用中に、マスクだけフィリップス・レスピロニクスのコンフォートフュージョンにしたい!!という事が、簡単にできません。
当然 その逆もそうです。フィリップス・レスピロニクスのREMstar System One使用中にマスクだけ、ウルトラミラージュにしたい!!も簡単にできません。
��*注 現在帝人がREMstar Mシリーズを取り扱っているので、実際の事情はもっと複雑です。)
取扱うメーカが異なると、希望するマスクを使えないことがあります。

呼吸器の添付文章の中に、指定のマスクを使用することと記載されているものもあります。

使用したいNPPV本体と使用したいマスクが自由に組み合わせできないのは、医療機関がメーカからレンタルをしていることも原因の一つです。呼吸器を1台借りた際の付属品としてマスクが付いてきます。

こんな事情から、呼吸器本体とマスクの組合せが自由に選べないことがあります。

2012年9月16日日曜日

NPPVのマスクは改善されないのか!?

先日HP経由でASVやNPPVのマスクについて質問を頂きました。メールで返信をしのたのですが、エラーで戻ってくる始末・・・Orz ちょうど医療ネタにもなるので、ブログに記載することにしました。一度に書ききれないので、分割します。あっ 長文過ぎたのか・・・。
��ご質問を頂いた方には、ブログ上で記載する旨を連絡し、承諾頂いています。短いメールはOKだった)

用語の統一。今回記載するASVは「Adaptive Servo Ventilation」で某社人工呼吸器のモードではありません。

あっ それと 記載する内容は、私の私見です。
ご質問頂いた内容がASVに関係する内容と、マスクに関係する内容でした。

まずは、マスクに関して
「NPPVのマスクは改善されないのか!?」

マスクの改善要望を随時行っております。この改善要望は、私だけではなく、国内の医療機関の医師や看護師、臨床工学技士から意見が各メーカに提出されているはずです。

しかし、今のところ 目立った改善は見られませんOrz 

これはマスクの製造が「資本主義」の利益に関係するところと推測しています。マスクは、日本だけではなく、世界中で使用されます。アジア圏内でのマスク使用量は、全製造量の1~2%と言われています。アジア圏で1~2%ということは、日本だけでみれば1%ないかもしれません。
そのため、1%以下の日本からの改善要望が受け入れられないのが現状と言われています。

各メーカの営業スタッフは優秀です。医療者からの情報を確実に本社に集約し、本社から製造元へ改善要望が提出されていることは分かっています。

しかし、改善されてきません。島国の意見は通り難いようです。現在もメーカ担当者にはマスク改善の要望は引き続き伝えています。


大手メーカに改善要望をしても、話が進まないので、別なアプローチをしています。
ここ数年国内のメーカが、アジア向けのマスクの提供を始めました。そのメーカ担当者と相談して、マスクの改良を進めています。

このマスクの改良に関しては、NPPVのマスクに詳しい方々とタッグを組んで、情報交換をしつつ、メーカに改善要望や新作マスクの依頼を行っています。

新型マスクが国内で使用できるようになった場合には、当ブログでも製品名称や写真をUpします。


2012年9月14日金曜日

お知らせ ホームページ経由でご質問を頂いた方へ

��SVとマスクの件でご質問を頂いた方へ。

先ほど返信を送ったのですが、エラーで戻って来ました(^^;
文章が長かったのか? 受け取り側のフィルタリングなのか?

後で分割して再送信します。
少しお待ち下さい。


新型iPod touch!!

9/12-13と日付が変わる時間帯で緊急対応をしていたことから、帰宅後にアップル社のプレゼンを途中まで見ることができました。途中、、、そう、iPhone5の機能説明のあたり。。。

私個人の携帯電話はどこも岳で、さらにガラケーです(^^; アンドロイドラブレットやポケットWifiを持って移動しているで、スマホは要らないのです。そのためiPhose5は要らないのです。

以前ブログで「新型iPod touchを待っています」を書きました。http://snow-ce.at.webry.info/201209/article_5.html

いやぁ~新型iPod touch 良さそうですね!! 薄くて軽い!!これなら白衣のポケットに入れたままでも邪魔にならないのではないでしょうか。あっ 最近私 院内に居ないことが多いので、白衣を着ている時間が短い。

新型iPod touchは9/14からの予約だったでしょうか。
うぅ~ん どうする。新型iPod touchなんて持っていると、妻から「それどうしたの?」って言われそう。これは、何か前フリが必要。新型iPod touchが必要!!としっかりとプレゼンする必要があります!!





2012年9月13日木曜日

今週は「緊急」が多い。秋だから?

普段ならば既に寝ている時間帯なのですが、先ほども1件 緊急対応があり、1時過ぎに帰宅しました。そしたら、緊張したせいか・・・寝れない。。。

さて9月と言いながらも日中は残暑が残っています。ようやく朝晩に秋の気配を感じる季節となりました。夏の疲れが出たのでしょうか。当院も外来患者さんの層が少し変わってきた印象です。それと同時に、在宅組の中でも体調を崩す方が出ています。

月曜日は午後の診療終了間際に在宅患者さんが家族に付き添われて外来通院。抗生剤とステロイド剤の内服により、悪化を防げています。

火曜日は、昨日のブログに記載。
http://snow-ce.at.webry.info/201209/article_8.html

水曜日は、20時過ぎの往診が1件。23時過ぎの緊急対応が1件。後者は私一人で総合病院へ出かけて来ました。

で、帰ってきて直ぐに眠れないのが良くない所・・・。
現在新規の訪問診療が増えているので、このままの体制では、私だけでは対応は無理です。安全管理を含めて新たな枠組みを考えていく時期になりつつあります。

う~ん イマイチ眠くならない。アップルの発表情報をみて寝ようzzz

2012年9月12日水曜日

PB560の低圧アラームが解除できないトラブルについて

医療ネタをもう1つ。
結構重要なトラブルなので、製品名を記載します。

メーカ : コヴィディエン
呼吸器: ピューリタンベネット560(PB560)
現 象 : 低圧アラームが鳴りやまずに解除できない
根本的な解決:11月くらいにソフトバージョンの変更実施予定

~ 詳 細 ~
当院では現在PB560が3台稼働しています。
低圧アラームが発生時に鳴りやまずに、さらに解除できないというトラブルが発生。当初は全く原因が分かりませんでした。

メーカ側から文章での報告書が来たので、報告します。
・5msec(0.005秒)以内の瞬間に、機器が低圧状態を検知すると同時に低圧状態が解除されたと検知すると、低圧アラームが解除されなくなる状態になることがある。

メーカさんの文章は分かり難い・・・
低圧アラームが鳴る瞬間と同時に低圧状態が解除状態になると低圧アラームが鳴り続けます。。つまり、吸引中だったので、カニューレとカテーテルマウントを再接続。この再接続の瞬間が、ちょうど低圧アラームの発生瞬間だっとすると回路は接続されているにも関わらず、低圧アラームが鳴り続けます。

このトラブル、メーカは再度低圧アラームを発生させる状況を作り、アラームを検知、その後再接続でアラームが解除されると言うのですが、解除できず・・・。
現在このアラームが発生した時に有効なのは、リスタートです。

私はこのトラブルを回避するために
①低圧アラーム発生までの時間を短縮する(設定変更)
②確実に低圧アラームが発生してから、回路接続する

どれかを選択しています。

メーカは0.005秒と言っているのですが、そんな狭い時間枠(閾値)で、このトラブルが発生しているとしたら、当院で発生しているこの「低圧アラーム解除できないトラブル」を体験した看護師さんは、相当の「運」を持っているとしか言えません。

PB560をご使用中の皆様 ご注意下さい。秋にはソフトバージョンの変更を予定しているそうです。




夜の緊急往診 患者さんの底ヂカラ

今日は医療ネタです。
今日は夜に1件 緊急往診がありました。患者さん当院に定期外来通院をされている高齢者。先日体調を崩し入院。退院したもの寝たきり状態・・・。

午後の診察が終わった20時頃に往診で伺いました。
なるほどベッドで横になっている・・・。家族の話でベッドから起き上がらせることも大変・・・。

��ossが患者さんと話を始めると、患者さんの顔に笑顔が。そして「起きたい」と。起き上がることには介助が必要でしたが、一人で座ることも出来ました。

家族はビックリ!! 「えっ こんなに動けるんだ!!」

『いつものお医者さんが自分を診に来てくれる』そんな思いがあったのかもしれません。時折 笑顔をみせならが話をされる患者さんをみて、まずは一安心!!

明日は朝から関係各所へ連絡を取り、介護体制の準備を進めたいと思います。

2012年9月11日火曜日

明らかにCOPD患者さんが増えている

今日は医療ネタです。当ブログでも度々出てくる「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)。ここ最近増えている印象があります。まず当院の外来患者層でCOPDが増えている。さらに、訪問看護ステーションからの問い合わせでもCOPDネタが多い。

以前から言われているように国内には約530万人以上のCOPD患者がいると言われています。(NICEスタディ)
ただし、診断を受けていない方が500万人はいると言われています。氷山の一角とはこの事です。

今日訪問看護ステーションでの勉強会の帰り間際に酸素療法をしているCOPD患者さんの相談がありました。労作時のSpO2が90%以下になってしまうとのこと。主治医は酸素流量を上げたがらないとのこと。薬剤の吸入療法は実施しており、手技には問題がないこと。

ここまでの情報から分かることは、主治医がCO2ナルコーシスを懸念していること。労作時のみ酸素流量を上げるように指示をもらえないか相談するようにアドバイスをしました。

細かい点が分からないので、とても大雑把なアドバイスしかできないのですが・・・。CO2ナルコーシスを気にしすぎて、酸素流量の変更指示が出てない場合・・・

トイレに行くなどの動き→SpO2低下→呼吸苦→トイレに行くことをためらうようになる・・・ ADLの低下に繋がります。ADLの低下は日常動作の低下に繋がり・・・運動耐用能が低下していきます。負の連鎖です。

もともと、労作時にSpO2が90%以下に下がってくる症例は、COPDステーⅢ以上と思われ、このような状態からの積極的な医療者の介入では間に合いません。いかに症状が軽いうちに関与できるかが勝負だと思います。
症状が進んでからの介入は専門医療機関が必要だと思います。将来「COPDセンター」なんていう名称が出てくるかもしれません。大切なのは「包括的呼吸ケア」。言葉で書くのは簡単ですが、実施に展開していくことは大変です。

今回ご相談頂いた患者さんの件、訪問看護のスタッフさんは、「ペンダントカニューレ」は使えないでしょうか?と質問を頂きました。私の答えは、「今の状態では使えるかどうか分からない」です。血液ガス測定でPaCO2の値も確認しておく必要があります。COPDステージ3以上でのペンダントカニューレ単独使用はCO2ナルコーシスの危険性が高いことから、日中覚醒時のペンダントカニューレ、夜間睡眠時のNPPVによるCO2リセッティングの組み合わせが必要と思っています。

今後COPDの相談は増えてくると思います。以前 慢性呼吸不全患者さんの終末期に関して記載しましたが、差し迫った課題だと認識しています。




2012年9月10日月曜日

休日Life ~秋の陣に向けて~

ここ数年忙しいのが、春先の学会シーズンと秋の学会シーズンの二極化してきました。秋は学会が1つ、セミナーの役員や学校の講師の仕事が立て続けに入っています。私の中では「秋の陣」なのです!!

そんな大忙しになる秋の陣の前に、ちょっとした旅行に行って来ました。そうです、家族サービス!!8か月の乳児がいると、旅行に行くにも大冒険になります。

明日から盛り沢山の臨床業務が待っています。2012年も残り4か月を切りました。今年の秋は突っ走って終わる予感です。


2012年9月7日金曜日

新型iPod touchを待っています

今日はITネタです。
ここ数日iPhone5が出るのではと噂が出ています。とても上手い宣伝方法だと思います。

夏の時点では、iPhoneとiPadmin?か同時発売か?なんて言われていましたが、どうやら電話機の方が先のようですね。

で、私・・・iPod touchを待ています。iPadminがそこそこミニなら、それでもいいのですが。

現在業務日程の管理をクラウドで管理しています。そのため3G回線をOFFになっているiPhone3GSを多用しています。本当に良く頑張っている私のiPhone3GS。既に1日2~3回充電しないと任務を遂行できません。HOMEボタンは1回で認識しない場合も多々あります。画面上の数値やアルファベットはタッチしただけは「えっ 今俺に触った?」くらいの感じで、反応しないことも多々あります。カメラ機能では、決定的なチャンスに間に合わないことが多いです(^^;

そんな私のiPhone3GS君。そろそろ、引き際かと考えています。そこで、現在市場販売されているiPod touchでもいいんです。が、ここはあえて、iPod touchの新型が出るのか?アップル社の秋の陣を楽しみに待っています。

う~ん 呼吸ケア・リハ学会までには、間に合うといいなぁ~。

2012年9月4日火曜日

SONYの手回し充電ラジオはお薦めできます

私の歯科受診のクダラナイ内容を書いた後に、一つ真面目な記事を。
��月1日は防災の日で、多くの方が防災意識を高めたのではないでしょうか。

我が家も非常時に使用する物品の確認をしました。今回は、新しいアイテムを1つ追加。それは、手回し充電ができるラジオです。





災害時に困った話を色々聞くと、通信手段の断絶があります。中でも携帯電話やスマートフォンは情報伝達の重要なアイテムです。携帯電話に充電をできるアイテムが必要!!

と、いう事で今回「SONY 手回し充電FM/AMポータブルラジオ B03 ICF-B03」を追加購入しました。実はこの製品、一時期品薄だったのです。狙っていたのですが・・・。

手回し式のチェックポイントは2点あると思っています。
��.手回しのハンドルがしっかりしているか?
��.供給電圧が一定か?

ただ回せば充電できる安価な製品では、ハンドルが貧弱だったり、供給電圧にムラが出ます。
と、いう事で・・・今回はSONY。何かのレビューで読んだのですが、供給電圧は安定しているようです。

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現行機種はホワイト・ブラック・オレンジがあるようです。
我が家はオレンジにしました。

取扱い説明書によると・・・

手回し充電を1分間(約120回転/分)させると。
��Mラジオが約40分 AMラジオが約60分 ライトが約15分

単4乾電池2本を入れておくと
��Mラジオが約40時間 AMラジオが約50時間 ライトが約30時間

携帯電話
手回し充電を1分間(約120回転/分)させると。
連続待ち受け 約90分 通話約3分

携帯電話を乾電池から充電
連続待ち受け場合(1時間充電) 約10時間 通話約20分

スマートフォン
手回し充電を5分間(約120回転/分)させると。
連続待ち受け 約30分 通話約3分

スマートフォンを乾電池から充電
連続待ち受け場合(40分充電) 約10時間 通話約20分


手回しで5分・・・ 俺は無理でした。

「手回し充電FM/AMポータブルラジオ」の出番が来ないことに越したことはありません。
あっ ちなみに、この製品、IPohoneは充電できないです。ご注意ください。

意を決して電話する!!クダラナイ内容です<(_ _)>

「まだまだ問題ないさ~」
「いや。そろそろ行った方が良いよ」
「だって冷たいモノを飲んだってしみないだろう」
「しみてからでは遅いんだよ」

ここ数週間 心の中での葛藤がありました。
「呼吸療法に従事する者として、口腔ケアって大事だよね」
おぉぉぉぉぉぉーーーーーーー
おら おら おら おら おら(ジョジョ風に)
携帯電話を押す

「○○歯科です」
「あっ すみません。歯石の除去で予約をしたいのですが」


みなさま クダラナイ経緯にお付き合い頂き、ありがとうございます。
本日お昼休みを利用して、 歯科を受診。
定期的に歯科受診をするように心がけているのですが、もし虫歯があったら・・・と想像すると、予約を入れる気分になれませんでした。

歯科医から「いや~○○さん。congratulation♪ とても良く手入れされてますね。」
こちらの歯科医の先生・・・ここ数年お世話になっている関係で、良く知っている先生です。

良かった!!虫歯はないぞ。

でも、歯石の除去でしばらくは通院が必要です。


2012年9月3日月曜日

休日Life ~色々~

今日は休日の独り言を箇条書きスタイルで。

○防災グッズの見直し
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昨日は防災の日。と、いう事で我が家の防災グッズの中身を夫婦で点検。
エマージェンシートが活躍する日が来ないことを祈ります。

あっ エマージェンシート未体験の方は、一度経験されておいた方が良いです。なぜなら、キシキシ音がしますし、基本的に通気性無しです。使い方によっては、自分の汗で体が冷えることに(^^;
ダイレクトに体に巻くというよりは、薄い布団やタオルに挟んで使用することをお薦めします。

あと、、、雪上でエマージェンシートを使用すると滑りますのでご注意を!!

○ナス
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妻の趣味「家庭菜園」
今年のナスにこんな奴が!!
どんな料理になるのか? 現在冷蔵庫で待機中。

○「だし」にハマる
山形の「だし」をご存知ですか?
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気になった方はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%81%97_(%E9%83%B7%E5%9C%9F%E6%96%99%E7%90%86)

○謎の液体「X」
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資源ゴミを近所のスーパーに出そうと、ガサガサ作業をしていると。。。床に液漏れをした形跡が。その液漏れの原因を作ったのが↑写真の物体。
入れ物は「カ○ピス」の入れもらしいが、液漏れの形跡からはカ○ピスではなさそう。

私「このビン知ってる?」
妻「あっ!!!!!! それは・・・」
何か妻が知っているらしい。

詳細を聞くと、衝撃的な事実が(;O;)
夏前に作った「梅ジュース」らしい。

えっ???夏前って???今、夏を越えて、秋になりますが・・・。そして、一度試した後、そのまま放置、いや少し日数を置きたかったらしいが・・・。そのまま忘れ去られたようです。

今夏は陽の目を見ることなく、我が家の手作り梅ジュースは静かに消えていきます。


2012年9月2日日曜日

防災の日に考える今後の在宅医療の停電対策

��.11東日本大震災以降の防災の日は、今までと重みが違うように感じています。今日は私が1日仕事だったことから、家族内で「防災」に関しての確認ができませんでした。明日は、非常用持ち出しリュクの中身などを確認したいと思います。

仕事の方では、大震災以降は「自助」に力を入れて停電対策を行ってきました。医療関係者が助けに来れなくても、停電対策が実施できる。バックバルブマスクによる徒手換気ができること。

「自助」でできる災害対策には限界があります。そろそろ「共助」「公助」との連携を模索していく時期です。もっと早くやりなさい!!と怒られそうですが、公助との連携となると、市町村の災害対策とのすり合わせが必要ですし、簡単に在宅医療といって、対応が手厚くなるわけでもありません。

今年の6月に在宅医療の停電対策で市の会議に参加させて頂きました。詳しくはこちら
そろそろ、なにか試案が出ている頃だと思います。来週あたり、保健師さんに連絡を取ってみたいと思います。

現在 当院の在宅人工呼吸療法(TPPV/NPPV)の患者さんが約20名。県内では当院が患者数が一番多いのではないでしょうか。(SAS領域でのASVは除く)。うちが率先して停電対策を進めて行き、いち早く「標準化」したいと思います。

・・・6月の会議で提案した電気供給スポットの案が通ると、医療機関への負担を軽減させることができると思うのですが・・・。もし、電気供給スポットの案が通るならば、全く別枠でメーカを含めた連絡協議会でもサイボウズLiveで立ち上げた方がよさそうです。、、、色々ネタは考えています。

2012年9月1日土曜日

Tモードがぴったりと合う

今日は医療ネタ。

医療スタッフがNPPVでモードの設定をするときに、Tモードを選択肢に入れる方が、どのくらいいるでしょうか。勝手な想像ですが、多くがS/Tモードで事が足りているではないでしょうか。

在宅人工呼吸に従事している私は、選択肢にTモードも考えますが、医療者がいない時間帯が長い「在宅医療」で、Tモードを積極的に選んでいくことにリスクを考えなければなりません。だって、寝ている最中に呼吸が合わない・・・って言われても、直ぐに対応できませんOrz

かと言って、Tモードを使用しない訳ではありません。
今日はTモードにしたら、ジャストフィットした症例が!!

実は昨晩、発熱と呼吸苦で緊急対応していました。Bossと一緒に夜間往診へ。普段就寝時にNPPVを使用している方だったので、酸素濃縮器を併用。普段は鼻マスクを使用している方でした。
��PPVを使用しながらの寝始めの様子を見ていて、、、どうも、呼吸器と同調していない・・・。Bossもその様子を診ており、トリガー感度の調整を少々。それでも、満足いく同調はできず。発熱による呼吸回数の上昇も、同調を妨げている要素でした。

今日朝から仕切り直して、フルフェイスマスクを持って自宅訪問。昨晩の様子を聞きながら、フルフェイスへ変更。同調を妨げている要因は、呼気時に無意識に口に力が入っていること。鼻マスクで鼻から吸って、鼻から吐き出すを長年実施してことが、「口を閉じていないといけない!!」になっていたのかな?
ずっと、口を閉じていられたらいいのですが、どうしてもちょっと開口してAirが漏れる。その漏れに対して、吸気トリガーがかかり、本人が意図しない所での吸気が入ってくるようです。呼吸器に表示される1回換気量は500ml以上を表示していますが、胸郭の動きが浅いことから、測定値ほど換気量が稼げていると思えません。

フルフェイスにして同調性は向上しましたが、まだ本人の意図しないタイミングでの吸気は、呼吸リズムが乱れます。この患者さんはNPPV歴5年くらいになるベテランです。数年の前も夜間の体調不良だったか、呼吸苦だったかで睡眠時の呼吸の様子を拝見していますが、明らかに今までと異なります。

ここで、ここ数か月間のNPPVの使用状況のデータを思い出しました。S/Tモードで呼吸回数は12回で設定。深夜2~4時台はリークも少なく、呼吸回数の12回に完全にノッている時間帯があります。

んじゃ Tモードで呼吸回数12回を試してみよう。
本人からは楽だよ!!と笑顔をもらい。そのまま寝てしまいました。昨晩眠れていなかったこともあったのでしょう。
あっ もちろん 医師の指示確認してあります。

フルフェイスマスクに変更したこともありますが、Tモードぴったりでした。週明けには再度データで確認が必要です。