2012年5月31日木曜日

大飯原発再稼動に向けたニュースをみて思う

来週北海道で在宅人工呼吸器の停電対策について話をするので、複雑な心境です。

今夏は全国で電力不足が言われています。この辺の情報も真偽は良く分かりませんが。結果として電力不足であれば、在宅医療での停電対策は重要項目となります。原発が再稼働して、安定した電力供給により電力不足が軽減することは、在宅医療では安全の向上になります。

色々なメディアで本当に再稼働させる必要があるのかどうか?取り上げられていますが、生活保護問題をメディアが取り上げている間に、なんだか突然「再稼働を容認」の記事が出てきてビックリです。

目先の大飯原発再稼働に向けた動きも注目すべき点なのですが、やはり原子力政策について、もっと知る必要があると思いました。現在定期点検中で停止している原発にも核燃料は存在しており、電源消失を伴うトラブルが発生すると同じ災害になりかねません。国が情報を管理できないこと、流さないことは、震災をきっかけに良く分かりました。

東日本大震災が発生するまで、知らなかったのですが・・・日本は核燃料の最終処分場が決まっていないのですね。自宅から出るゴミ捨て場が決まっていないのであれば、自宅はゴミ屋敷になってしまいます。日本の核燃料を他国が受け入れることも限りなく可能性が低いでしょう。

今まで あまりにも原子力政策を知ら無すぎた・・・。
東京電力福島原子力発電所の事故では、誰か何かの責任を取ったのだろうか・・・。


2012年5月30日水曜日

星医療酸器の「Pallet's」が在宅酸素に変化をもたらすか!?

在宅酸素療法は日本独自の発達したシステムと言われています。先進国で在宅酸素療法が無いという訳ではありません。医師が酸素療法の指示を出すと、メーカさんさんが親切丁寧に自宅へ設置してくれるのです。それが医療保険でカバーされています。

この業界シェアの構図は長らく変化していません。(たぶん)
自分が在宅医療に従事し始めた5年前ほど前は、医療機器の進化は在宅酸素濃縮器まで波及していませんでした。

ここ数年変化の兆しを感じています。
今回使用できるようになった星医療酸器の Bluetooth搭載酸素濃縮器+ギャラクシータブレットの組み合わせによる「Pallet's」システムは、今後の在宅酸素療法の新しいステージを象徴していると考えています。

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在宅酸素療法の指示を出す際に困るのが、安静時処方や労作時処方、睡眠時の処方と言った日常生活労作に合わせた酸素流量の指示が出ることです。
特に、労作時の時が問題でした。動く前に酸素流量を上げることが理想ですが、酸素濃縮器の所まで行かないと流量を上げることができないのです。
そのため「おぉ~い 酸素を3に上げてくれ~」と言った夫婦の会話がでるわけです。しかし、いつもパートナーが近くにいるとは限りません。独居の方もいるわけです。結局 自分で安静時酸素量のままで、酸素濃縮器まで移動して、労作時酸素の上げるということになります。
そんな面倒なことやらないでしょ(^^; すると患者さんは、安静時酸素も労作時酸素も同じ流量で酸素を吸います。足りないOrz

ここに対して、フクダライフテックからは「リモコン」付という濃縮器が出ました。しかし、リモコン・・・本体とリモコンが直線関係でないと操作できない。

今回のシステムで画期的なこと
��. Bluetooth搭載による相互間通信機能を持っていること
これよりパンフレットでは30mの遠隔操作が可能らしい。
おぉ~って驚いた方。酸素濃縮器から伸ばせるチューブの長さはせいぜい15mまでです。 Bluetoothで30mをカバーするということは、1階・2階での操作が可能。さらに、相互間通信により、現在流量の確認が可能となりました。

��.災害対応
タブレットはギャラクシータブレット(OS:アンドロイド)。他の機能は全てロックしてあるそうです。在宅酸素専用のアンドロイド端末と言ってもいいでしょう。
このタブレットのメニューの中には、災害時の対応に関する内容もあり、衛星通信で本社へボンベ配達依頼ができるようです。
注意!! 現時点でこの災害対応は、緊急時のボンベ配達に関係するものです。日常のボンベ欠品で連絡ボタンを操作すると、自宅周辺のメーカ担当者が非常事態体制になるそうです(^^; 実際に1例 ボンベの欠品で災害対応ボタンを押したケースがあるらしい。

��.患者支援システム
一番の注目は患者支援システムです。今日の体調を質問形式で答えクラウド上にデータを貯めることができるようです。また酸素療法に関係する映像や栄養指導、さらにはリハビリについての項目もありました。


まだまだ魅力的な項目が沢山あります。Bossから新システムへ1症例変更する指示をもらっていることから、さっそく段取りを開始します。

ちなみに、、、、 メーカ担当者の方には、タブレット端末で酸素流量のOFFがボタン1つの操作で停止できるのは危険であることをお伝えしました。なにやら、猫ちゃん、犬くんの肉球でもタブレットが反応するらしい。
「停止」操作をした際に、再度停止しますか「はい」「いいえ」の2択させることは安全管理の面からも必要だと思います。


さて、さらにもう1つ。
今回 星医療酸器がこのようなシステムを出してきたことは、とても画期的です。在宅酸素療法に関係する各メーカさんがどのような形で追従してくるか楽しみなところです。
長らく在宅医療はIT化から遅れてきました。遠隔医療なって言葉もありますか、医療機関同士のモノだと思っていました。
今後在宅医療にもIT化の波がやってきて、患者さんに良質な医療を提供すると同時に、医療スタッフの業務効率の向上に寄与してくれるものと期待しています。

2012年5月29日火曜日

一般演題発表で来た質問「在宅酸素の停電対策」

そろそろ寝ようかと思う時間帯なのですが、あと30分以内に次男がミルクタイムで泣くはず!!もうちょっと起きていよう。

先日の日曜日に県技士会の学術大会がありました。大会長をはじめ役員の皆様 お疲れ様でした。私は自分の発表時間の前後しか滞在しませんでしたが、例年よりも参加者が多い印象でした。細かい参加人数等は、後日開催される理事会で発表されると思います。

そんな学術大会ですが、私は一般演題で発表させてもらいました。ネタは「在宅人工呼吸器の停電対策」。この1年間使いまわして来たスライドばかりで、新しく作成したスライドはタイトルスライドと考察と結語などで数枚ぐらい(^^;

フロアからは質問はなかったのですが、座長からいくつか質問を頂きした。
一つは在宅酸素の停電対策について。

以下に記載するのは私見で停電対策を述べています。在宅酸素療法(HOT)をされている方は、主治医の先生や担当メーカにご確認下さい。

○HOT単独の場合
低流量(1~3L)の場合。
同調器付の酸素ボンベに切り替え、普段より酸素流量を落して安静に待機。酸素流量を下げることができるかどうかは事前に主治医に確認しましょう!!

高流量(4L以上)の場合
同調器で使用できる最大流量が5L。
同調器を使用するとSpO2が低下することから、連続流量でないとダメな方。
毎分4L/分以上では、酸素消費量が多くなります。そのため、ボンベの供給が間に合わない場合には避難が優先となります。


○管理人が一番嫌なパターン
NPPV(内臓バッテリーなし)+HOT 7L/分
こんなのケースあるの?と言われそうですが、たまたま肺炎を起こしていて今だけ酸素高流量なんて なんてことは過去の症例からは沢山あります。。。


東日本大震災では、酸素ディーラーが協力して避難所に仮設の酸素センターを設置してくれました。来月保健所で難病支援担当者会議あります。酸素センサーのように電源供給をしてくれる公共施設がピックアップできればと思っています。
実際にピックアップできても、災害時に施設を使えるかは別の問題ですが・・・まずは、提案からしていきたいと思います。





2012年5月27日日曜日

明日は県臨床工学技士会で一般演題発表です

昨日は夜から突然の下痢症に襲われ、トイレとお友達状態。今日は、子供をザリガニ釣りに連れて行き、夜は町内会の班長会議。

ようやく手が空いた今から発表スライドを見直します。今年は全部で8演題が集まっており、1演題あたり12分間の時間配分がありあそうです。12分間のうち8分を演題発表として4分質疑応答とすると、1分あたり3~4枚のスライド構成で、最大で32枚。今回は在宅医療の停電ネタをすることから、写真スライドを多数いれればちょうど良い枚数になりそうです。

ここ数年学術大会の準備委員会としてお手伝いさせて頂いているのですが、今年は次男が小さいことから委員会を辞退させて頂きました。1日手伝いで出られない分、一般演題への発表で「貢献」と思ったのですが、今大会長のお人柄もあり、多数の演題が集まったようです。

やはり学術大会は一般演題が多い方が盛り上がると思います。県の学術大会での発表は、新人CEの経験の場として若い技士からの発表を期待したいところです。

と、言うことで 早速 見直します。
皆様良い週末を!!

2012年5月25日金曜日

院内で自炊 書類や書籍の山を消滅せよ!!

杉の花粉がさり、一安心。抗アレルギー薬を中断していたら、ここ数日 鼻水が止まらない(^^; イネ科や雑草類の花粉にやられている管理人です。

さて、来週月曜日に院内でちょっとした引っ越しがあります。私は、移動対象です(^^;
私のデスク周辺に積もり積もった書類や書籍の山。これを処分しなければなりません。「断捨離」です!! だん・しゃ・り!!!!!

でも捨てられないモノもある。そんな時は、自炊です。院内には自炊ができる環境が整っています。えっなぜ?それは格好よく言うと「IT化」です。

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まず裁断!!

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そしてスキャナーです。

メーカからの医療機器パンフレット、取扱い説明書、指示書や報告書などなどなど。昨日と今日でかなりの紙をデジタル化しました。

これで月曜日には院内引っ越しができるはず!!
引っ越した先で再び書類の山脈を作らないように気を付けます。


��余談~
院内の自炊セットについて。
・裁断機
色々な場面で使用します。
当院で一番活躍するのは、A4用紙をA5にするときです。なぜなら、処方箋を印刷する時に使用する用紙がA5なんです。A5単独で購入するより、A4用紙をA5に変えた方がコストが安い場合があります。
私は学会誌の一部を裁断して、PDF化しています。

・スキャナー
��UJITSUのScanSnapシリーズはデジタル化には必須です。

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院外からの診療情報提供書等の紙媒体はスキャナーでPDFファイルに変更。そのままPDFファイルを院内電子カルテに関連付けます。
��canSnapで無くても紙媒体の取り込みはできるのですが、やはり処理速度が違う!!
事務作業におけるスキャナー作業は「時は金なり」です。

2012年5月24日木曜日

カテーテルマウントのトラブル

さて、私の寝不足ネタはさておき、、、臨床ネタも記載したいと思います。

先日の出来事なのですが、下記の写真のようにカテーテルマウントが変形しました。

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当院が使用しているのは、コヴィディエンのダブルシーベルカテーテルマウントです。商品名を書いてしまいますが。
この商品を知っている方は、ご存知だと思うのですが、チューブ部分は固い構造になっています。この固い構造をもつカテーテルマウントが変形するって、なんだろう。。。

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今回発生したトラブルの背景を記載します。
患者さんは、レスパイト入院で病院へ短期間入院しました。退院時の付添の際に、家族からトラブルの報告を頂きました。

・入院中の出来事
・強い力がカテーテルマウントに加わった
・在宅では同様のトラブルは発生していない
・しかも2本のカテーテルマウントで同じ箇所が変形

う~ん ちょっと原因が思い浮かばない。
ベッドの角度調整の際に、挟まれたとするには、ベッドの可動域とカテーテルマウントの距離がかなり近いことになる。

ともあれ、2回発生していることから、呼吸器回路に注意せずに「何か」を行っている可能性が高い。
病棟側からの情報でなく、家族から話が来て事態が分かったことも「問題」。
私の中ではちょっとした「インシデント」なのですが(^^;
退院時のことだったので、病棟側には多くは語らず帰ってきました。

皆様もお気をつけ下さい。

偽5月病?

��月の連休明けくらいから、体がだるく、我ながら元気がでない・・・そんな感じが続いていました。ふと、、、これって5月病っていう「病」なのか!?

ふと、原因を考えてみた。
・仕事量
 スタッフが増えたことから、自分自身で体を使う仕事は減ったはず。その分、連絡調整業務が増えた。この業務量の変化は、大して問題でない。

・コーヒーの量
 毎日しっかり飲めている。うん 飲めている。

・育児ストレス?
 楽しくできていると思う。

なんだか原因がよく分からないまま、5月も中旬に来た頃・・・帰宅後にとても眠い日々が続いた。あぁ~これは、自分自身で睡眠時無呼吸を疑って、検査しなければならないか・・・。長男を寝かせ付ける度に自分自身も撃沈して寝てしまう日々が続いた。
すると、ん? なんだか調子いいぞ!!
これは「寝不足」が原因だ!!

さて、この原因は、、、はっ 次男のミルクの時間(授乳時間)が変わった。
連休明けからAM2~3時頃にミルクタイムがくることが多かった。普段1時頃に寝て、7時に起きる私にとって、寝始めてから直ぐにミルクタイムで起きると睡眠時間が分断されるようです。
今までは、PM11時~1時くらいにミルクタイムがあり、そのご4~5時頃に2回目のミルクタイムがありました。
��~5時ぐらいのミルクタイムは、授乳時間になっていることが多く、私が起きないことがほとんどでした。

さて、予防策は特にないのですが・・・。
原因が分かっただけでも良しとしよう!!

2012年5月19日土曜日

地震発生時にみせた息子の行動にグッとくる

今日の夕食時に妻から聴いた我が家の兄弟の話。

夕方に発生した茨城県南部を震源とする地震。居間には長男(間もなく4歳)が1人で遊んでおり、次男(生後4か月)は居間の片隅で寝ていたそうです。地震発生時は、ちょうど妻がトイレに入っており、居間は兄弟だけ。当地域は震度3でした。

トイレから出てきた妻が目にしたのは、長男が次男の右手を両手で包んで寄り添っている姿だったそうです。

ん~ん やるな長男!!

緊急往診の依頼があるも、出動まで至らず

つい最近の医療系の出来事を一つ。

それは午前の診察が終了し、院長やPT、私を含めてリハビリ事業の展開について話をしている時でした。外線で某病院の地域連携室から電話が入りました。院長と地域連携室との会話の中から、気になる言葉がちらほら「ALS」「呼吸苦」「NPPV導入」。
どうやら、在宅でのNPPV導入の相談の電話だったようです。さらに、事態は早めの対応が必要とのことで、午後の診察が終わった後に往診する予定となりました。直ぐに地域連携室から診療情報提供書がFAXで届きました。

電話が終わり、10分もしないうちに、私の携帯電話鳴りました。上記患者宅へ介入している訪問看護スタッフからでした。「今日の夜に往診に来て頂けると聞いたのですが、今自宅からの電話で、呼吸していないとの連絡がありました。今自宅へ向かっています。どちらへ緊急搬送すればいいですか?」

診療情報提供書は読んだけど、緊急搬送先と言われても・・・と一瞬悩みましたが、直ぐに主治医のいる病院(診療情報提供書を作成した病院)へ搬送するように指示。

最初 院長へかかってきた電話から1時間もしないうちに、今回の連携は終わりました。
なんで、このような事が発した事情が良く分かりません。

少し時間が経過して分かってきたことは、
・某病院の主治医には定期通院をしていた
・自宅から通所リハに通っていた
・ここ数日は呼吸が苦しかったらしい
・訪問看護も介入して1~2日しか行ってなかった。

いつから「呼吸苦」が出ていたか分かりませんが、このような事態はできるだ避けたいものです。
もっと早くご相談頂ければ、ご協力できることがあったかもしれません。




2012年5月17日木曜日

長男が嘔吐下痢症に罹患 ゲ○が直撃!!

今日は子供ネタをひとつ。
月曜日の夜に事件は発生しました。
��お食事中の方、すみません。

��1時頃 家族全員で寝るぞ!!という意気込みで寝室に。普段は長男を寝かせつけるに数十分は必要です。突然、目がかゆいと言い出した長男。明るいで眼を見ようと長男は立位、私がしゃがんで眼を覗き込んだ瞬間に嘔吐(・。・; しかも、2発。

吐しゃ物の95%は私に直撃。本人に4% 残りの1%は周辺に。
びっくりした本人は涙目になっていましたが、落ち着かせて、妻が着替えさせてくれました。全身ゲ○まみれになった私は、シャワーに移動。

なんで嘔吐したのか?
妻曰く、寝室に来る前に膝を使って飛行機遊びをしたとのこと。あぁ~なるほど、腹圧でもかかったかな。我が家に新ルール追加。寝る前の膝飛行機遊びは禁止!!

シャワーを浴び終えて、浴室が出ると、妻が大声て「また吐いてる!!!!!!!!!!!!」
今度は、ベッドの上。
これは、飛行機遊びが原因じゃない。
今は嘔吐だけだけど、下痢になるんじゃないか。
案の定 直ぐに腹痛を訴え、トイレに直行。水様便・・・。
長男「嘔吐下痢症」決定!!

家族内で感染しないように注意!!
そして、脱水にならにように、こまめな水分補給。
結局、長男は私に2発。布団の上で2発。ゴミ箱に2発。深夜に発熱。

今日は午前中に休みをもらい私が小児科へ受診に連れて行きました。
なにやら、この地域では風邪症状に追加した嘔吐下痢症がチラホラいるらしい。
汚れモノの山を洗濯するために妻は午前中だけで洗濯機を4回。

そんな長男ですが、夕方には7割ほど復活。
今日も保育園はお休みですな。

今のことろ、吐しゃ物を処理した私も、妻も次男も嘔吐下痢の気配はなし。しかし、油断禁物!!家族内で嘔吐下痢が流行したら、我が家は絶滅してしまいます。

皆様もお気をつけ下さい。

息子の嘔吐物を全身で受け止めたオレ。これは「家族j」だから許容できることなんでしょうね。。。

2012年5月15日火曜日

保健所に難病関係の災害対策で打合せに行く

今日は午後から市の保健所に行って来ました。議題は「難病関係の支援者連絡会議(案)」の事前打ち合わせです。

要件としては
・支援者連絡会議(案)を毎年1回開催
・今年は災害対策について情報交換をしたい

という内容でした。
昨年の大震災及び計画停電/電力不足は、在宅医療における従来の停電対策だけでは対応できませんでした。今夏も電力不足が懸念される中、6月中旬には会議を開催したいとのこと。

ここで誤解を招くといけないので、「公助」について整理整頓。難病に関係して、保健所が中心になって災害対策を取れるのは「特定疾患」を持っている患者さんが対象です。一方、全体的な災害対策は市町村単位となります。この辺が昨年度は、良く分からなかった。なんでもかんでも、市町村・保健所では駄目なのです。

難病の方の多くが「特定疾患」の対象となっています。この場合、保健所は対象者の数を把握しており、必要に応じて災害対策の助言を頂くことが可能です。一方で、難病でなく、人工呼吸器を使用している場合の災害対策は、市町村単位で作成される災害対策に準じます。
つまり、セーフティーネット上で「ザル」な構造ができます。
とは言え、行政の制度の中で災害対策を実施するとなると、各セクションの調整が必要になり、それなりに時間がかかるのです。

行政のシステム「公助」を待ってられないので、当院では「自助」と「共助」に関係する部分を積極的に展開していきます。「公助」のシステムは、後から追いついてきてもらえればいいのです。

今日の打ち合わせの中でも課題として提案した一つがリスク管理の認識です。
特定疾患での人工呼吸器というと気管切開下人工呼吸器(TPPV)の方がリスクが高いと思われがちです。もちろん、リスクは高いですが、NPPVで12時間以上呼吸補助を受けている患者さんの方がリスクが高い場合もあります。だって、、、NPPV専用機にはバッテリーが無い機種もあります。バックバルブマスクで手動バイパップは厳しい。(分かる方には分かる。)

��月の会議では、関係者の皆さんと情報交換をしたいと思っています!!




2012年5月14日月曜日

アウトレットモールに行くが購入意欲がでない

日付が変わってしまいましたが、日曜日は母の日でした。皆様は「母」に何かしましたか?我が家は妻が両家の「母」にプレゼントを贈ってくれました。私の母は、毎年この時期を楽しみにしているようです。なぜなら、我が家は男兄弟。母の日は、プレゼントを贈ったり送らなかったり。

そんな「母の日」ですが、午後から隣県のアウトレットモールへ行って来ました。結婚する前に行けば、多少は購入意欲があったのかもしれません。。。アウトレットと言っても定価が1万以上の服が値引きされても、そこそこの値段がするわけです。普段、ユニ○ロ派の私としていは、う~ん まぁ~買うほどでもないなぁ~。

妻も何店舗か見てきましたが、今買わなくてもいいかなぁ~とのこと。結局一番喜んだのは、長男がLEGOブロックのお店で遊んで、苺のクレープを食べてこと。
もともと、ドライブを兼ねての外出だったので「のんびりな休日」でした。

さて、日付が変わり、今週1週間頑張りましょう!!
今日月曜日は、保健所の方と災害対策の打ち合わせがあります。打合せの内容をEvernoteにまとめているで、見直してから寝ます。

2012年5月13日日曜日

次男の喜怒哀楽

子供ネタを一つ。

生後4か月の次男の表情が少しずつ豊かになってきました(親バカ)
喜怒哀楽の表情がだんたん分かってきた中で、、、衝撃的な「驚き顔」をした瞬間がありました。

夕食後に次男を抱っこしている最中に、次男の手が私のほほに触れました。その瞬間、目を大きく見開き「驚き顔」。次男が喋れたら「なんじゃーこのジョリジョリは!!!!!!!!!!」
そう、夕方になって伸びてきた髭に触れたのです。

とても分かりやすい驚き顔でした。

今日は親バカネタでした。

2012年5月11日金曜日

宮城県臨床工学技士会の会誌「東日本大震災特集号」が凄い

県臨床工学技士会から施設ごと1冊送られてきました。宮城県臨床工学技士会の会誌「東日本大震災特集号」。

なぜ送って頂けといいますと、、、もともと県技士会には各都道府県技士会から「会誌」が届きます。その中にあった「東日本大震災特集号」。感銘を受けた理事が理事会で提案。宮城県臨床工学技士会へ連絡を入れて、必要部数を入手してくれたようです。

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私は宮城県の養成校を卒業しています。今回の特集号では、同期メンバーが当日の施設の様子を詳細に書いている施設がいくつかありました。涙が出そうでした。

大震災から1年が経過。まだ原発は終息をみせません。大震災の爪痕はあまりにも深く、残っているのです。そんな中でも、新たな自然災害への備えは必要です。

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表紙をめくると「あの日を伝えたい」の文字が。
多くの臨床工学技士に読んで頂きたい1冊です。


2012年5月10日木曜日

今更ですが連休中の一コマ

子供ネタでゴールデンウィーク中の一コマを掲載。
天候が悪かった後半戦。
どうしても、近所のショッピングモールに行きたい!!と駄々をこねる長男。

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ガチャガチャ

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��00円で数分しか走らない、バスのゲーム。

う~ん なんだか自分の幼少期にも同じような風景があったような気がします。

2012年5月8日火曜日

平成24年度 県内呼吸リハ研究会の打ち合わせ

長男を寝かせつけたら自分も撃沈zzz そして次男の授乳(ミルク)タイムに合わせて目が覚めてしまったOrz
学会への提出資料を修正。6月の北海道が楽しみです!!

さて、月曜日の夜は大学病院のカンファレンスルームで県内の研究会の世話人会がありました。Bossは診察のために参加できないことから、私の方で参加させて頂きました。

内容は平成23年度の事業報告と平成24年度の事業計画と県内COPD関連した新しい取り組みについてでした。毎年著名な先生方や第一線でご活躍の先生方をお招きして、丸1日研修会です。昨年は150名ほどの参加者がありました。
平成24年度は
・呼吸ケア指導士について話を頂ける方
呼吸ケアリハビリテーション学会が実施する呼吸ケア指導士制度。HPに書いてある内容だけでは、イマイチ分からない。そこで、実際に呼吸ケア指導士の制度準備に携わっている医師をお招きして、制度の狙いや今度の展望などを聴くことができれば・・・

・6分間歩行について
今春の診療報酬の改定で6分間歩行が点数化されました。「6分間歩行」の方法や評価は適切にできるのか?ということで、こちらも6分間歩行の診療報酬化にご尽力された医師をお招きして講義をして頂く予定

・未確定枠
この枠、、、実は講師の先生の調整を私が担当します(^^;
狙っているのは理学療法士、作業療法士の在宅での呼吸リハビリ。もしくは、診療所での呼吸ケアアセスメント。本日日中にメール連絡をして相談に入りたいと思います。

・県内呼吸ケアのディスカッション
昨年度のプログラムに引き続き、県内の呼吸ケアについてディスカッション形式を取り入れる予定です。この形式の良い点は、県内各地域の医療者から「生の声」を聴けることです。


正式に内容が決まりましたらツイッターでつぶやきます。
現在調整中なのは11月3日(土)文化の日で祝日です。


2012年5月6日日曜日

還暦を祝うために実家へ帰省

ここ数日 ブログの更新が停止。それは実家に帰省していたからです。IT化されていない実家にモバイルルーターを忘れた私も悪い・・・(^^;

今回の帰省は父親の還暦祝いです。
赤いちゃんちゃんこ!? うちの親父は絶対に来ません。孫が言えば着たかもしれませんが・・・。
お祝いに何をしようか???兄弟で色々思案したのです。インターネットでも色々調べみると、まぁ~色々あるんですね。

色々思案した結果
①「モノ」より思い出!!作戦
・孫も含めて家族で集合して食事会をすること
・いきつけの写真屋で家族の集合写真を撮る
・生まれた日の新聞を渡す
 

②やはり「現金」作戦!?
使い道はさておき、、、と事前に言いながらも、我々兄弟としては、夫婦で旅行に行って欲しいなぁ~と思いました。


生まれた日の新聞は喜んでいました。
新聞の話になったら、私が生まれた日や弟が生まれた日、さらに、孫が生まれた日の新聞は取ってあるそうです。

食事会は実家で行いました。当初、お店に予約をする計画だったのですが、母親からの意見で「沢山呑んで直ぐ寝たいはず」ということなので、自宅で食事会となりました。

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元気な「還暦」ということで、これからも健康でいてもらいたいものです。
そんな父に「健康」の話した矢先に、醤油をたっぷりと付けて食べる様子に対して、還暦のお祝いの日くらい「高血圧」の話はやめようと思ったのでした・・・。

2012年5月3日木曜日

乳幼児のいるご家庭必見!!「子どもを事故から守るプロジェクト」

テレビがデジタル化して良かったことは、録画がとても楽になったことです。我が家のテレビのリモコンには「今すぐニュース」ボタンがあり、ポッチと押すと当日直近のN〇Kのニュースを再生してくれます。
そんなニュースを見ている最中に、昨年度の不慮の事故により亡くなれた乳幼児の数が200名以上いるとのこと。どのような統計か分かりませんが、子どもいる親としては心を締め付けられる思いです。

不慮の事故の中には、親が事例を知っていることで防げるケースもあるとのことで、「子どもを事故から守るプロジェクト」があるそうです。初めて知った(^^; 消費者庁の中にあります。http://www.caa.go.jp/kodomo/index.php 

乳幼児のいるご家庭必見です。
事例を見ると分かるのですが、注意するべき点はごくごく当たり前のことなのです。でも、それを改めて知ることいは意義があるかと思います。

たまたま、見たニュースで気になったので、blogのネタにしてみました。

明日から連休の後半ですね。皆さん 良い連休を!! 

2012年5月2日水曜日

呼吸療法専門臨床工学技士は不合格でしたOrz

呼吸療法専門臨床工学技士の結果報告をしなければなりません。
不合格 Orz  
ぐうの音も出ません

合格された方のご活躍を期待いたします!!

ここからは「負け犬の遠吠え」となります。少々お付き合い下さい。
今回第1回を受験させて頂き、合格発表をHP上で見た正直な意見としては「合格者が少ない」ことでした。自分の不合格は自分の勉強量を把握しているだけに、「ぐうの音も出なない」のですが。

勘違いを招くといけないので、合格者を増やすべきと言っているわけではありません。そこそこハードルは高い方が良いと思うのです。それにしても、合格率が10%(正確には9.8% 51人受験で5人合格)の合格率は低いのではないでしょうか。それとも、単純に各受験者の得点が低かったのか。。。

話は変わります。専門臨床工学技士認定制度がスタートした際に、この先に診療報酬制度のリンクはあるのか?に注目していました。RST加算では、看護師の条件に認定看護師であることが条件となりました。確かに、「質」を担保する上では認定看護師であることは心強い限りです。その代わりに、認定看護師不在のために加算が取れない施設も出てきました。

ペースメーカ業務や血液透析透析で「専門臨床工学技士」がいる施設では、特別な加算が取れるような仕組みを目指すのか。今の所 分かりません。現在の専門臨床工学技士の合格者数からすると、直ぐに診療報酬との加算と結びつけるには無理がありそうです。となると、やはり自己研磨の一環でしょうか。

来年度の受験は未定です。今から来年の試験を考えたら、モチベーションが持ちません。。。


2012年5月1日火曜日

自動車事故にフェイルセールの導入を

連休の最中に大きな交通事故が発生しました。亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、怪我をされた方の回復を祈ります。

交通機関の運転手は安全運転は当然ですが、運転手だけでなく会社としても安全運転が担保されるシステムを構築する必要があります。今回の事故の詳細な原因究明には時間がかかるかと思います。

私が今日書きたいのは、運転手個人の健康管理はどの程度「保証」されるのか?です。運転中に虚血性心疾患(心筋梗塞など)や脳血管障害(脳梗塞など)が発生した場合、病状にもよるかと思いますが、意識喪失で運転が困難になることも予測されます。

客は運転手の持病の有無は分かりません。もっとも、虚血性心疾患や脳血管障害は、基礎疾患の有無とは関係なく、発生する可能性があります。

運転手に何かトラブルが発生した時を想定し、フェイルセーフの考え方からすれば、事故を最小限に防ぐシステムが必要なのではないでしょうか。運転者が正常な運転を出来ない場合には、運転手に対して警告を出したり、エンジンを停止させるような・・・。

連休後半は私も自動車の中距離運転をします。十分な睡眠をとって、安全運転で行きます。