2009年8月30日日曜日

本のご紹介「支えられて~ALS療養者になって~」

私が日本難病看護学会へ外出支援を兼ねて参加したのは
患者さんが講演依頼を受けたことに由来します。
患者さん本人が学会内でスペシャルミニレクチャとして講演
されました。

当日は朝から夕方まで訪問看護師と私が同席させて頂きました。
講演会のスライド中にも出てきた言葉ではっと思ったことがありました。
「患者さんへの幸せのはひふへほ」
は はつらつと笑顔で
ひ 必要なこと見つけよう
ふ 普通の言葉で話そう
へ 返事を忘れずに
ほ ほっとするケアを

実は以前にも患者さん本人からお伺いしたことがあるセリフなのですが、
文字として拝見してはっとさせられました。
ここでは「患者さん」と記載していますが、実は元看護師さんです。
ご自身が病気になられた事で多く気が付くことがあったとのことで
私自身多くのご指導を頂いております。


本来 このblogで紹介することも どうしようか・・・と思ったら
近日中に某雑誌表紙に掲載されるとことや学会会場でも好評だった
ことからご紹介させて頂きます。

牛久保 結紀 様 「支えられて~ALS療養者になって~」 
画像

「患者さんへの幸せのはひふへほ」は「支えられて」へ記述されています。


あっ 購入希望者の方がいらっしゃいましたら、、、
もう少し待たれないとダメなようです。
なぜなら背面にはバーコードがありません(^^;
問い合わせ先等は9月以降に分かるそうです。
分かり次第 追加記載いたします。

画像


私自身さっそく学会会場で購入させて頂きました。
前半分は生い立ちから看護師になるまでの経緯等が記載されており、
後半は昨年度夏の講演会発表原稿がまとめられています。

興味のある方は是非。


同席したって管理人は何をやっていたか・・・
特に何かをしていたわけではありません。
私自身は会場内で医療機器を使用する場合の「掛け捨て保険」の
ようなもんです。
ただ何も起きないように事前に多くの準備を費やしています。
そんな根回しががほっとするケアに繋がればと思った学会参加でした。


��追記~ 本の入手方法に関して
バーコードがつくとのことだったのですが、、、付かないそうです(^^;
そのため本の入手先に関しては、本人様へメールを送る方法が
早そうです。
かと言って、ここにメールアドレスを記載するわけにも行きません。
お手数ですが、snowman_77@hotmail.co.jp へメールを頂ければ
ご本人様への連絡を調整いたします。
ご本人には了承を頂いております。

難病と在宅ケアにも取り上げられるとのことから、
そちらの方には購入方法が出ているかもしれません・・・

難病看護学会の報告

��月28日(金)、29日(土)と群馬県前橋市内で
第14回日本難病看護学会が開催されました。
両日とも晴天に恵まれ盛会に終えたようです。
U教授お疲れ様でした。
http://square.umin.ac.jp/intrac/

私は28日(金)に患者さんの外出支援の一環して
患者さんと一緒に会場へ行きました。
そもそも「看護」の学会へ参加するのは今回が初めてです。
雰囲気といいますか、なんと表現したら良いのか、、、
やはり今まで参加してきた学会とは「雰囲気」が異なります。
スライドが送られて説明していくと言うよりは、
一枚のスライドをしっかり説明すると言った感じでしょうか。
たまたま拝聴した一般演題のいくつかがそうだったのかも
しれませんが・・・。

今回は外出支援の一環であったことから、患者さんと一緒に
行動していたために一般演題を少ししか聞けませんでした。
自分自身が難病に携わっていることからも、
機会があればゆっくり拝聴したい学会です。
ちなみに来年は山形?での開催と言っていたような気がします。
不確かなので、興味のある方はご確認下さい。




2009年8月28日金曜日

明日は難病看護学会へ行ってきます

タイトル通り、明日は第14回難病看護学会へ参加してきます。
http://square.umin.ac.jp/intrac/index.htm

今回の参加目的は、患者さんへの外出支援の一環です。
私が携わる場合は在宅人工呼吸に関連しています。

在宅人工呼吸療法をされている方の外出は、それなりに準備が
必要です。
今回の患者さんは主に夜間を中心にNPPVをされている方なので
移動中の基本は酸素吸入となります。
デマンドバルブを使用することから通常のL型ボンベ(460L)で
十分です。
が、途中で起こりえるトラブルを想定して予備ボンベ等を準備します。

今回は会場内でNPPVを使用して休憩する可能性があることから
予備のNPPVも手配しました。
この辺りはメーカさんのご協力あってのことです。
感謝!!

明日以降のblogでは学会報告ができるかと思います。




2009年8月27日木曜日

訪問入浴サービス事業所での勉強会

ここ数日ブログの更新をすっぽかしてしまいました。

昨日は訪問入浴サービス事業所で勉強会があり
講師でお招きを受けました。
今回の勉強会は多職種の参加であり、事前アンケートで
多くの質問を頂いていた勉強会でした。
多職種であること、範囲が広いことから資料作成には
苦慮しました。

で、作戦としては全ての質問に答える形での資料作成は
無理と判断。基本中心と質問が多かった項目のみを資料作成し、
全般的には体験学習型の勉強会を企画しました。
今回はメーカ2社からご協力を頂き、実際の呼吸器や
酸素濃縮器の実物に触れてもらいました。

実習をしながら色々な質問や現場で困っていることを
伺うことができました。
・回路の誤接続があったことや、、、
 *患者さんへの影響はなかったとのこと
・カニューレが抜けかけたことがあったことや、、、
 *患者さんへの影響はなかったとのこと
・体調が良くなるとデイサービスへ行く機会が増えて
 訪問入浴サービスの利用率が低下すること
 訪問入浴サービスの利用率が低下するれば収益が
 低下します。

・・・
色々なことが起きているようです。

今回の勉強会の中でラウンド表の話をしたところ
興味を持って頂けました。
実際に当院の往診患者さん宅で、訪問入浴サービスの
スタッフからも記入して頂いている事例もあります。

ラウンド表の利用は短時間で効率よく呼吸器の安全点検を
するためのツールとして利用して頂ければと思います。


訪問入浴サービスの実際のサービスは、おそらく各事業所に
よって異なると思います。
今回お伺いした事業所さんは、1チーム3~4人
(看護師1名+スタッフ2~3名)で車に乗り込み移動している
そうです。
夏場は汗をかきやすことから、訪問入浴の回数が増加する
そうです。

私自身も数回訪問入浴の現場を拝見しましたが、
室内に浴槽をつくる手際のよさは見とれてしまいます。



2009年8月23日日曜日

最近私が目標としているNPPV設定

ここ数日患者さんの自宅へ訪問して、
NPPVの設定変更をしています。

今日は業務の話です。
今でこそ人工呼吸療法に携わっていますが、
病院入職したばかりの新人の頃は一番嫌いな
業務でした。

何が嫌いだったかと言うと、漠然とした「恐怖」でした。
今考えると分からないことへの恐怖だったのかも
しれませんが・・・

今は縁あって在宅人工呼吸療法に携わっています。
そんな在宅人工呼吸療法ですが、すでに3年以上が
経過しました。
当初在宅人工呼吸療法というとTPPVがメインになると
思っていたのですが、現在の往診患者さんでみると
圧倒的にNPPVが多いです。

当然自宅でNPPVの設定変更をすることになります。
最近考えているのは「至適設定」です。
病院と異なり在宅でNPPV設定を変えることには、
違和感を感じた時に直ぐに変更できないなどの
問題があります。

今の診療所に入職当初は、在宅人工呼吸療法に慣れる
ことでテンパッテいました。
そのため「至適設定」をするためのアセスメントが
十分ではありませんでした。
自分が臨床工学技士という立場から、ダウンロードした
データから設定変更をすることだけを考えていたような気がします。
何をもって至適と言うかは色々あるかと思いますが、
究極はNPPVを使用している感覚なく熟睡できることだと
考えています。

ふと最近自分の設定変更の仕方を考えてみて、、、
あっ最近は患者さんの家族の話を良く聞くなぁ~とか、
看護師からの情報も聞いてるなぁ~とか、、、
設定変更へのアセスメントの仕方が変わって来たことに
気が付きました。

家族から見た患者さんの呼吸状態はとても参考になります。
苦しそうだったとか、良く寝ていたとか、寝返りを多くするとか、、、


おそらく良い経験を沢山させて頂いたからだと思います。
現在 NPPV設定を微調整中の患者さんがいます。
「至適圧力」の設定ができるように気合を入れて望みたいです。







2009年8月22日土曜日

ガムを踏んじゃいました・・・Orz

この暑い季節に路上に捨てられたガム・・・
暑さでドロドロになっているガムを踏んでしまいました。

職場の買出しで出かけたホームセンターの駐車場なのですが。
自分が噛んでいたガムを無造作に捨てる行為は
モラルの問題と思います。
そんな人は是非、路上のガム取りを実体験すべきです。
また自宅の玄関にガムを捨ててみるとか・・・

経験のある方は分かるかと思うのですが、
夏の路上のガムは攻撃力が+100ぐらい上昇しています。
暑さに溶けたガムが伸びて被害範囲が広がります。
今回の被害範囲は、サンダル(右)、車のドア、車のシートです。
車に乗る直前に踏んだらしく、右足踵付近で踏んで
ビロ~ーーーンと延びたガムが車のドアと車のシートまで
伸びていました。


はぁ~ Orz 
自分もガムを買うので、このような事がないように
必ず何か包んでゴミ箱に入れています。

みなさま この時期のガムは危険です。
お足元にはご注意下さい。

2009年8月21日金曜日

新型インフルエンザ

当初、個人的には9月に入ってからの流行と
予測していました。
と、言うのも感染拡大の原因となる学校の授業が
開始となるからです。

しかし、昨今のニュースを見る限りでは既に流行期に
入っているようです。
桝添厚生労働大臣も「流行宣言」をしています。

今日のニュースでは新型インフルエンザ予防接種の
接種優先順位に関して出ていました。

既に流行している今に予防接種の優先順位を
決めているのは遅すぎだと思いますが・・・
予防接種が可能になると思われる10月下旬以降、
つまりあと2ヶ月先でどの程度感染が拡大するか、、、
心配なところです。

当院では今日 現時点での対策に関して話が出ました。
スタッフの感染予防と万が一感染疑いの場合には
速やかにタミフルの内服。
医師が感染した場合には、、、休診。
スタッフが一度に感染疑いとなれば、診療そのものを
継続できませんが・・・。
これは診療所である当院に限ったことではないと思います。


現在 新型インフルエンザの死亡率は0.5%
通常の季節インフルエンザの死亡率は0.1%
約5倍の差があります。

今晩我が家ではもし自分達が感染した場合どうするかを
確認しました。
感染者を寝室に隔離ということで確認しました。
加えて、同時に感染しないようにと。

高熱発生時は、大人といえども一人でいるのは危険です。
そんなことから、空気清浄機×2台を全開で運転しながら
寝室隔離作戦とすることにしました。

できれば もらいたくないものですが・・・。




2009年8月19日水曜日

第5回神経難病の非侵襲的ケア・ワークショップのお知らせ

先日HN:きっちさんよりワークショップのご案内を
頂きました。
さっそく私がお世話になっている訪問看護ステーション等に
メール案内をさせて頂きました。

実は私自身は、何回目か忘れましたが、、、同ワークショップへ
参加させて頂いたことがあります。
あのワークショップで初めてカフアシストを体験し、
昼食で食べたハンバーガーが逆流するか!?と強烈なインパクトを
頂いた勉強会でした。

この経験を機に当県でもカフアシストを普及させようと
メーカ担当者と作戦を考えたものでした。

案内メールを打ちながら、あっ blogにも載せてしまおう!!
と、言うことで 序文が長くなりましたが
第5回神経難病の非侵襲的ケア・ワークショップのお知らせです。

詳細はこちらのメーカHPのPDFをご参照下さい。
http://www.fuji-respironics.com/semipdf/20091003-1.pdf

ちなみに、メーカからは未だ案内は来ていません(^^;
いや、、、別に、、、いいんですけど、、、。
私はフジ○スピロニクスの回し者ではありませんから。


2009年8月18日火曜日

今日は草取りDayです

本当はお盆の前に終えたかった診療所周辺の
草取りを本日実施しました。
診療所勤務なので種々の業務を職員で分担です。

臨床工学技士になる前は夏は高原でのレジャー関係の
アルバイトをやっていたこともあり、草取りは苦に
なりません。
むしろ燃えます!!
短時間で効率良く草取りをするには、、、
雨上がりで且つ早朝の気温が低い時間帯がベストです。
今日は雨上がりでもなく、しかも早朝から草取りに
取り掛かれずにコンディションとしてはイマイチでしたが、
��5リットル袋で2.5個分となりました。

ホテル等の観光関連もそうだと思いますが、
草がボウボウと生えている医療機関には行きたくないですよね。


2009年8月15日土曜日

暑い時には「野菜のポン酢炒め」です

夏になると食べたくなるのが野菜のポン酢炒めです。
画像


以前もブログで記載したかもしれませんが、、、

このメニューを作り始めたのは、だいぶ前になります。
親友が千葉県でプールの監視の仕事に従事している時に、
連れて行ってもらった定食屋の裏メニューでした。

メニューには載ってなく、おばちゃんに
「ポン酢下さい」って言うと野菜のポン酢炒めが
出てきます。

普通の豚肉が入った野菜炒めなのですが、
ポン酢で炒めるとさっぱりします。
この時以来 夏の定番メニューとなりました。

昨日は私が夕食係だったので、野菜のポン酢炒めを作成!!

薄めに味付けをしたためか、妻は取り皿に取ってから
ポン酢を追加していました。

私が食事当番だと、どうしても炒め料理が中心になって
しまいます(^^;

2009年8月12日水曜日

いつも勉強会の内容を考える時は苦労します

ハヤシライスを口元いっぱいに付けた息子が、
白のポロシャツを着ていた私に抱きついてきました。
後はご想像にお任せしますOrz 
嬉しいのですが、、、この白ポロシャツ、、、

勉強会の依頼はなるべく受けるようにしています。
それは、当院の宣伝になると同時に、医療安全としての
地域貢献に繋がると考えてるからです。
Bossから受けて良いと許可を頂いています。

お引き受けするからには、短時間でも内容の濃いもの、
現場で役立つ知識を思い、自分自身も勉強しながら
過去のスライドを手直ししながら作成しています。

で、今月末に予定している勉強会が難題です。
依頼元は県内で訪問入浴サービスを展開している事業所。
今年5月に研修を担当される方から連絡を頂きました。
当院の往診している患者さんも、こちらの訪問入浴サービスを
利用されており、毎回楽しみにされています。
全国的にはどうなのか分かりませんが、こちらの事業所は
各家庭に行く際には看護師1名、ヘルパー2~3名と
��~4名で自宅へ伺うそうです。

で、何が難題かと言いますと、、、テーマが「呼吸器」。
参加職種が看護師、ヘルパー、ケアマネジャー。
時間が1時間30分。
多職種に呼吸器全般を主体とした内容を話すのは厳しいです。

そこで、事前アンケートを取って頂きました。
何が知りたいか?何で困っているか?

さすが多職種です。アンケートの中身も分散していました。
「呼吸器とは何か、種類」
「アラームへの対処法」
「アンビューバックを体験したい」
「気管切開のカフについて知りたい」
「呼吸器の設定方法」
「呼吸器の数値の見方」
「カニューレが抜けたらどうするか」
・・・・
参加予定者が20名以上とのことで、A4用紙2枚に及ぶ
熱いアンケート結果が返ってきました。
現在アンケート結果とにらめっこをしながら、どのような形で
プレゼンを構成するか検討中です。


今回の事業所での勉強会に限らず、ご依頼を頂いた勉強会では
毎回頭を悩ませています。
依頼者の主旨とこちらのプレゼンが一致しているのか?
伝えたいことが伝わっているのか?
時間をかけて作った渾身のスライドが、滑ると結構凹みますOrz

こちらからの一方通行で終わらないように、質疑応答の時間は
必ず入れてもらいますし、可能であれば終了後のアンケートを
差し支えない範囲で教えて頂くようにしています。

先日 某メーカで行った勉強会では、会場の反応がイマイチで
あぁ~ 滑ったなぁ~ と思っていたのですが、
最近頂いたアンケートでは「参考になった」との意見を頂き
ホッとしているところです。

さて、訪問入浴サービス事業所の件は もう少し検討します。




2009年8月10日月曜日

今日は家族サービスです

昨日は1日往診だったので、今日は家族サービスです。

午前中から外出し、お昼は久しぶりに外食をしました。
まだ子供が1歳だと外食するお店も考えないと大変です。
今日は私が何回か食べに行ったことのある
うどん屋さんに行きました。

定食にうどんがついてくることから、子供用の市販離乳食と
一緒にうどんをあげることができます。
最近食欲旺盛と聞いていたのですが、
本当に良く食べるので 食べすぎではないか?と心配に
なるほどです。

昼食後車内でフォローアップミルクを飲んで、
ベビーグッズを購入をするために赤ちゃん本舗へ移動。
色々細々と購入。
その「細々」の中に、乳幼児用の靴も入っています。

うちの子 1歳ちょっとなのですが、一人での歩行は
もう少しといった感じです。
そのため靴を買うことを延期していました。

最近少し歩く気配があるので、いよいよ外で履ける靴が
必要と判断。
赤ちゃん用の靴、、、値段知ってますか?
実は保育園に入園する際に靴を準備するように
指示があったので一度購入済みなのですが・・・
その靴は保育園で使用しています。

で、乳幼児用の靴の値段・・・ 様々なのですが、、、
私のサンダルよりも高い靴は普通にあります。
きっと成長過程で直ぐに履けなくなるのでしょうが・・・。

今日は靴と言ってもサンダルを購入。
買い物が終わった後は家に帰らずに、そのまま近所の公園へ。
画像

歩く練習をしたり、花を見たり、土をさわったり・・・
沢山遊んでさすがに疲れたのか、今日は普段より1時間早く寝ました。
明日は早く寝た分 早く起きるかもしれませんが(^^;

今日は少し家族サービスが出来たと思います。

2009年8月8日土曜日

真夜中の雷雨で停電しました(^^;

この時期の自然災害に落雷があります。
当県はお米の名前に「ゴロピカリ」と付くほど雷が多い
地域です。
ゴロピカリと書くと所在地がバレバレですが(^^;

落雷による停電が発生しことから、今日も業務ネタです。

昨晩の雨は県内に大雨・洪水警報が出るほどで
まとまった雨となりました。
雨に追加して「雷様」も一緒に付いて来て、落雷が
多数発生したようです。

我が家も1時過ぎに落雷による停電が発生しました。
数秒から数十秒程度の短い停電が数回程度。
雷の音だけなら起きない私も、停電特有の音?気配で
眼が覚めました。

そうなると気になるのが在宅人工呼吸療法をされている
往診患者さんです。
とは言え真夜中に電話するのも迷惑ですし、
自宅療養をすると決まった時から停電対策は実施済みなので
そう慌てる必要もないのですが・・・
あぁ~停電したなぁ~と思い、再び寝に落ちましたzzz

今朝は出勤して片っ端から電話しました。
その結果、最長で30~45分程度の連続停電していた自宅が
ありました。
その他は全く停電なし、数回短い停電といずれにせよ大きな
トラブルはありませんでした。

��PPVの場合は人工呼吸器にバッテリーが搭載されているので
「停電」自体は大した問題ではありません。
むしろ落雷による過電流が心配です。
そこでTPPVをされている自宅では自費で雷ガードを入れて
もらっています。

最低限、雷ガードを入れる必要のあるのは、呼吸器本体、吸引器、
酸素濃縮機本体の3つです。
電動ベッドで手動ハンドルが無い場合も入れて雷ガードを入れて
置いたほうがよいと思います。


��PPVは事情が異なります。
まずは多くのNPPV本体で内蔵バッテリーがありません。
最近帝人が長時間NPPV使用をされる患者さんにUPS(非常電源)の
無料貸し出しを行っています。
当院でも帝人のNPPVの場合で且つ長時間NPPVを使用される方には
��PSが入っています。
他社のNPPVの場合には、様々です。
自費でメーカ指定のバッテリーを購入してもらっている場合や
バッテリーを入れない場合、またはパソコン用UPSを同意の元に
使用しているケースなど・・・

いずれにせよ就寝中の停電は誰もが焦るものです。
周囲が真っ暗でもNPPVが安定稼動できる環境を整える必要があります。


余談
先日 患者さんから聞いた話です。
自宅で長年使用していた電動ベッドがギャッチアップ30度程度の
場所でモータが壊れました。この電動ベッド、角度調整がリモコンのみで
手動ハンドルが無い種類でした。

モータが直るまで角度調整ができずに大変だったとこと。

最近の電動ベッドは主流がどうなっているか分かりませんが、
レンタルされる際には手動ハンドルが付いていることも
ポイントとしてみるのも良いかと思います。




2009年8月7日金曜日

苦渋の選択 往診相談をお断りする

今日も業務ネタです。

ここ最近 往診の相談をお断りしています。
苦渋の選択です。

現在 約20名の患者さんへ医師と一緒に往診しています。
高速道路を使用しての遠方往診もあり、
現在の体制ではこれ以上お引き受けすることが困難に
なりつつありました。

一度往診が始まると多くの場合、長いお付き合いとなります。
��途中で往診医の変更もありますが・・・)
そんなことから、一度お引き受けしてながら途中で行けません
とは言えません。

往診相談はケアマネや看護師、メーカさんから
直接私へ連絡が入り、状況を整理したうえでBossに上申。
往診をお引き受けするかお断りするかを判断していました。
が、上述したように現状の往診枠では、今以上の往診を
受けることが困難になりつつあり、苦渋の選択をしています。

ただ、当院が得意とする在宅人工呼吸療法の場合は
なるべくお受けするように努力しています。
そのため現在では、高速道路往診が3件あります。

今日もご相談の連絡を頂きましたが、
丁重にお断りさせて頂きました。
将来的に当院の診療システムが変更になる場合には
現在よりも多くの往診患者さんをお引き受けすることが
できるかと思います。
しかしながら、在宅医療は医療機関からの持ち出しが多く、
経営面では必ずしもプラスになりません。
良い医療を提供しようとすればするほど、マイナスに
なります。

今回の選挙、何か起きるかもしれませんが、、、
来春の診療報酬変更に期待しています。


2009年8月6日木曜日

仕事として結婚式会場の下見に行く

当初この文面は「結婚式場の下見に行く」に
したのですが、誤解を招くといけないないので・・・
「仕事として・・・」を付けました(^^;

今日は業務ネタです。
実は今月末に患者さんのご家族が結婚されます。
式と披露宴を行うにあたり、患者さん本人も出席したい
との強い意向がありました。

当院が往診で担当する多くのケースが在宅人工呼吸療法に
関係しており、今回はNPPVでの結婚式出席です。

今回外出時で問題となるのは2点。
・電源コンセントの位置
・NPPV+酸素の酸素量とその確保

今日は実際に会場となるホテルへ伺い、当日の動線を確認。
控え室、式場、披露宴会場の電気コンセントの位置と数を
把握して来ました。

酸素業者の方からは酸素濃縮機本体を置くことも提案頂きました。
が、停電と万が一 移動しながら大量の酸素を使用する等の
トラブルに対応するために大型ボンベで行く方向で考えています。

最近のボンベは充填圧力が高圧になったことから、使用時間が
延長できます。
大型ボンベと言っても専用キャリアを使用すれば
移動時も問題ありません。


余談ですが、私が外出サポートの際に確認している
場所があります。それは、階段です。
高層ビルは例外ですが、階層が低いフロアへ緊急時に
移動するには階段が一番です。
今回も部屋の位置と階段を確認して来ました。
私が慌てて階段を往復するようなことが生じないように
今から十分な段取りをします。

近日 訪問看護スタッフとミーティングを開いて
最終調整に入ります。






2009年8月5日水曜日

第2回 神経・筋疾患在宅呼吸ケアフォーラム

ちょっと数日飛ばしてしまいました。
ちゃんと仕事に行ってます!!ご安心を!!

色々書きたいこともあるのですがとりあえずお知らせを1つ。
第2回 神経・筋疾患在宅呼吸ケアフォーラムが
新横浜で開催されます。
詳細は以下。
http://was.fukuda.co.jp/medical/info/seminar/pdf/shinke_0926.pdf

興味のある方は是非。
事前申込が必要なようです。

あっ 決して私はフクダ○○の関係者ではありません(^^;

私自身も参加予定です。
が、当日は県の呼吸療法認定士会と重複してしまいました。
��枠講義の依頼をお引き受けしたので、フォーラムには遅れます。



2009年8月1日土曜日

ViV●のPC画面

今日は業務ネタです。

先日ViV●をデモする記事を記載しました。
デモしている間、実際に自分自身でマスクを装着して
色々設定変更をして機器の特徴を体感しました。
NPPV専用器はその機器特有の特徴があります。
患者さんへNPPV導入時の指導をしたり、設定を合わせる
上でも特徴を身を持って体験しておくことは重要です。

難病と在宅ケアの今年の7月号には
「人工呼吸療法 在宅用NPPV機器の使用感は
 どれも一緒なのか?」と題した記事がありました。
健常人が4機種を実際に吸い比べた内容が記載されています。
詳細は割愛しますが、健常人で吸い比べた際も「吸い易さ」に
違いが出るということが記載されています。


あっ 本題から脱線してしまいました(^^;

ViV●シリーズで私が注目している点はPCと接続することで
��波形を見ることができます。
画像

��取りあえず撮った写真なので、波形はバラバラです。すみません、、)

問題は、、、 この波形を誰がどのように利用するか。
病院で使用される高機能人工呼吸器は、大型画面に
波形が表示されることが当たり前となりました。
画面に波形が出ることが当たり前となっていても、
波形の情報を臨床へ反映させている施設は未だ少ないと
思われます。

NPPV専用器で波形と言えばVisio●ですが、
これは始めから波形が画面に出ます。
ViV●はパソコンと接続しないと見ることができません。

そんな不自由があるのですが、私としては
使用する機会があれば慢性期疾患へのNPPV導入期での
使用を検討しています。
COPDのような閉塞疾患へNPPVを導入する際に
至適PEEPを見つける指標になるのでは?と思っています。
今までは聴診と呼吸補助筋の筋緊張から探していたのですが。

と、色々思い馳せることはあるのですが、、、
なにぶん対象患者さんがいないと始まりません。
機会がありましたら、記載できる範囲で報告いたします。